劇場公開日 2018年6月15日

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「半分予想通り、半分違った」ワンダー 君は太陽 SHさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5半分予想通り、半分違った

2018年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

正直、どうせお涙頂戴映画だろうと思いつつ見ることを躊躇っていたけれども、果たしてそれは予想通りで、かなり泣かされてしまい、それ故に尚更腹立たしくもあったりしたけれど、予想を超えた人物描写に非常に感心するばかりで、よくある感動ものとはひと味もふた味も違っていたような気がした。
確固たるベースがある作品なので、さすがに脚本とか会話なんかも非常に面白いと感じたし、感動的なストーリーを絵と音で巧みに磨き上げていたような印象…というのは見終わってからの後付け的な感情かもしれないけれど…帰結するところは常に想像ついたけれど、それでもことごとく泣かされる、決してハードセル的なアプローチではなくまわりからじわじわと感動を呼びこむようなマジックからは逃れることなど出来なかった。
久々にジュリア・ロバーツ出演の映画を見た気がするけれど、彼女の実力を再確認した。大げさに言うと、あらためて彼女がたくさん出てくる映画は見るべき価値があると思ってしまった。
平和な時代の平和な地域の清く正しき青春映画、というものを目指して作られているような作品。
個人的には、結末など関係なく、もっと広く人とのかかわりというものを描いてほしかったなーと思ったり…一瞬脇道に逸れるような人物描写が一番良かったから特にそう感じた。

SH