劇場公開日 2018年11月23日

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「大作であることは間違いない」ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 CBさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0大作であることは間違いない

2018年12月21日
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鑑賞方法:映画館

安心して観ていられる大作、渾身の作であることは間違いない。
俳優たちも熱演、ストーリーもリズミカルで面白くかつ今後を期待させる展開。
ただ、ハリーポッターシリーズでも感じていたことだが、原作を読んでいた方が3倍は面白いね。
圧倒的な情報量に押し流されて、この後に続くものがたりを観続けていけばいずれわかってくるんだろうなあ、という諦め感のようなものすら感じながら観ていた。
これは「指輪物語」でも感じていたこと。「指輪物語」は原作を読んでいたので、エルフ族だ、ドワーフ族だと言われてすぐにその特徴がわかった。ハリポタやファンタビはそこをさぼっているので、きっと半分くらいしかわかってないんだろうなと思う。それでも面白いから、名作なんだろうけどね。

メインとなる部分はスターウォーズばりに、ジェダイサイドとダークサイドについて考えさせる対立構図の見事さ。ジョニーデップ、見事な雰囲気。今後の作でも「(未来をみてきたからこそ)人間には愛想が尽きた」というアンニュイな感じをさらに出してくるのだろう。
スターウォーズが正義と悪を対比してわかりやすく展開したのに対し、こちらは能力からくる階級的な違いを前提にして、階級の上下はどう振る舞うべきかを考えさせようとしているので、より大人なストーリーを狙っているのか。
(どちらが優れているではなく、対象を子供から大人までとみているか、大人によっているかの違い)

CB