劇場公開日 2018年4月6日

  • 予告編を見る

「松坂桃李でないと成立しないかも」娼年 ららさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5松坂桃李でないと成立しないかも

2019年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

娼婦の少年バージョン、出張風俗のスタイルで働く
男の子の話

女性の性の多様性、娼年のほうのニーズに対する
供給側の在り方

セクシーなシーンが多いのにあまり色気はかんじない
さっぱりしたセックスシーン

突飛な状況を求める女性をあえて描くから余計に
親近感はわきずらい

むしろ江波杏子さんとの精神的なからみから
ラストシーンにかけての変化が色気がある

てか、事情があってもあの社長、実の娘を実験台にしちゃー
いかんでしょ、って冷めちゃうような
そこんところの計算もあるなかでの
ドロドロした感じと狂気の狭間を
真飛さんでは感じられなかったな

舞台版では高岡早紀が演じてたらしいけど
そのほうが説得力があるんじゃないかなーと
自分の欲望に忠実というかエゴが強いというか

松坂桃李自身がもつ何とも言えない純粋性を持つ
色気があってこそのこの映画かな

らら