劇場公開日 2019年1月18日

「最後のシーンいる?」マスカレード・ホテル 佐ぶさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5最後のシーンいる?

2020年1月5日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

興奮

萌える

内容はなかなか面白い。次々現れる怪しい客への対応が手に汗握る。俳優陣や美術もなかなか豪華で年末娯楽映画という感じ。ただ、東野圭吾原作ということでミステリーとして観ると肩透かしかもしれない。また、最後のシーンは本当に蛇足。テーマがぼやけるだけだった。

本部の方針とは別方向で新田(木村)が元相棒とこっそりやってる捜査が進展していくのだが、山岸(長澤)のホテル小話からヒントを得て1つの仮説をだすとそれが当り、また小話から仮説をだすとまた当たるという、時効警察ばりの展開を真顔でやるのはミステリーとしてどうかと思う。
途中で登場する犯人が露骨に怪しく(役者のグレード的にも怪しい)早々に犯人の目星がついてしまうのもミステリーとして頂けない。

これから観る人は、東野圭吾原作ということは忘れて、テレビ局のドラマ監督がとった娯楽映画だと思えば楽しめるはず。そして、終盤新田がホテルから出たタイミング、もしくはその後にホテルに訪れた新田が仮面舞踏会の幻覚をみたところで停止ボタンを押すのをお勧めします。

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佐ぶ