劇場公開日 2019年1月18日

「問題の人格障害(カバートアグレッション=社会病質)」マスカレード・ホテル HEALTH AND GRAVITYさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0問題の人格障害(カバートアグレッション=社会病質)

2019年7月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

生瀬勝久さん演じる役が問題の人格障害

価値下げが習慣の潜在的攻撃性パーソナリティ(カバートアグレッション)=社会病質(この部分を自閉症精神病質とすり替える社会病質者が多くあり、そのため世の中が混乱しています)。

木村拓哉さん演じる新田が有能になれたのは若い頃、子供の頃から潜在的攻撃性パーソナリティの輩たちと対峙してきたからだと思います。映画『雨あがる』の武士がなかなか士官できないのと同じだと思います。

難しい話をすごく簡単に説明しますと、カバートアグレッション(社会病質者)の攻撃に対応できる人々があります。それはどういった人々かと言いますと、高機能の自閉症精神病質(サヴァン症候群)もしくは天才タイプです。

カバートアグレッション(社会病質者)の輩は基本的には弱者に対してのみ攻撃しますので天才タイプには攻撃を仕掛けません。

ですので、カバートアグレッション(社会病質者)が「しまった」と、あとで感じる相手は主に高機能の自閉症精神病質(サヴァン症候群)であった場合です。

まとめますと精神病質者(サイコパシー)を恐ろしいと言っているのは、カバートアグレッション(社会病質者)だけです。

なぜ? 仕掛けられた場合以外は高機能の自閉症精神病質(サヴァン症候群)や天才タイプはカバートアグレッション(社会病質者)に対し好意的に対応するので。要はサヴァンや天才タイプの人は好戦的ではないということです。

隠れ天才タイプも高機能の自閉症精神病質(サヴァン症候群)だと思われるフシがあるので、高機能の自閉症精神病質(サヴァン症候群)と隠れ天才タイプは精神病質(サイコパシー)と一緒くたにされています。

で、こちらの映画でのユースケ・サンタマリアさん演じるタナベは隠れ天才タイプ(子供や若者の天才も一種の隠れ天才タイプ)ですから、俗に言う高機能の自閉症精神病質(サヴァン症候群)と同じサイコパシーです。

隠れ天才タイプは経済的には貧しいか普通かもしれませんが、一番人生を謳歌できると思うのでおすすめの生き方です。

もう少し付け加えますと、相手の期待値が低いと相手に感動を与えやすいです。

私が釈迦族の王子シッダールタ(お釈迦さん)の話で一番好きな話、自分の人生の原則にしている話は、「これから接する相手やこれから観る映画の期待値を目一杯下げておく習慣」というエコの大原則です。

ぷらっと入った映画、先入観ゼロで一見ダメそうな映画ほど感動することが多いです。ですから映画のレビューや予告は見た後に再び余韻に浸りたいためにレビューを読みます。

デートで映画を見るのなら何をみようではなくて券売機に着いた時間に上映が一番近い映画をみるというルールを作っておくといいと思います。私のマイルールは券売機に着いた時間に上映が一番近い映画をみるというルールです。要は離婚率の一番低い許嫁的な映画鑑賞法です。

HEALTH AND GRAVITY