スリー・ビルボードのレビュー・感想・評価
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冒頭の映像がすごくキレイ
つらいストーリーのはずなのに映像がキレイなせいかなんだか救われる。
署長の最期もドロドロした怖さが全然なくて、全体的に田舎の霞みがかったキレイな風景がすごく好き。
この人たちどうなるかなーというラストも好き。
この映画、予告編ではキレイなところが全然でてなくて損してる気がする。
予告編の編集がイマイチという感じ。
重いのにストーリー展開が上手っ
はっきり言って、重くて暗いお話だけど、妙に引き込まれるし、登場人物みんなが持っている、目に見えないイライラ感が伝わってくるんですね。地味だけど、お話の語り口が上手いな〜って感じでした。
気づき、想像するラスト
なぜ評価が高いのか、一度普通に鑑賞してから、他の人のレビューを読んだ後に、もう一度観てみるといいかもしれない。自分も最初は「?」と少し疑問が残る評価だったものの、理解と想像で評価がガラリと変わりました。
傑作ですが
先の読めない脚本。米国、米国人の現実を大袈裟でなく淡々と進む展開に引き込まれた。
カメラワークの素晴らしさ、映像の美しさ、俳優陣の演技力と申し分ないがオスカーの期待で幾分ハードルが高い期待値を持って観賞したせいか想像の域を越えず。地味な作品ながら良作であることは間違いない。
抱えきれない悲しみには誰かを憎むことでしか自分を保つことが出来ない...
抱えきれない悲しみには誰かを憎むことでしか自分を保つことが出来ない人間の業。てとこか。
そんな自分が可笑しくなって笑ったのかもしれない。
映画通ぶってる人が好きそうな映画だと思ってました
違いました。
情報を見て、想像力をわきたてて考えながらそれを楽しみながらストーリーが進んで
ある種、イタリアンに来たかと思いきや、さわやかのハンバーグだったみたいな。
人物を追って内面を共有していく楽しさがあるなと思いました。
案外、事件の発端以外は気軽に観られる映画だということに気づきました。
僕はパルプ・フィクションの読後感と似ているところを感じました。
あのオレンジジュースが、全てを物語ってるのではないか…。 人間の一...
あのオレンジジュースが、全てを物語ってるのではないか…。
人間の一言では伝えられない、ドロドロした部分と素敵な部分がとても上手く表現されていた。
登場人物全員が、本当に人間らしかった。
ただの犯人探しの話じゃない。
これは感動モノなのか?
と思わせて感動ものだった。
たぶん。
いやでもどうだろう…
情報量が多くて整理できない。
すごかった。
まず、犯人は誰なの???
と、そこが気になってしまったものだから後半展開に振り回された…。
「物語の主人公(またはメインキャラ)」なら「主人公だけが持つ冴え渡った勘」があると思っていたのに、蓋を開けてみれば「思い込み」「勘違い」…。ミスリードかよぉ( ´△`)
騙されないぞー!と用心しながら見すぎたせいで、最後も思い込み暴走男女が奇跡の結託なんてできるのか?上げて落とされるのでは?と疑心暗鬼。
たぶん、この映画の見方を間違ってたんだと他の人の感想を見て気づきました。
…今度は素直に優しい気持ちで見ます。
ハラハラして先の読めない映画でした。
すんごい脚本
最初は主人公のミルドレッドに感情移入してたけど、署長にはじまりレイシストの警官なんだか最終的にみんなが愛しく思える映画。人間味のある映画だったな〜〜〜。でもこう感情があっちゃこっちゃに行くのでとても見たあとくたびれてしまった笑
アメリカでは復讐の為なら何してもいいの?
公衆の面前で何の罪もない民間人に暴力ふるった警官を逮捕もせずにクビにするだけで野放しにしてしまうのには違和感を感じました。現場にいた放火殺人未遂の容疑者もちゃんと取り調べされてません。新署長ザルすぎます。
アメリカの警察ってリアルにこんな感じなんでしょうか?だとしたら怖すぎる。
最後まで面白かった! ストーリーは少し重めなのに、ユーモアたっぷり...
最後まで面白かった!
ストーリーは少し重めなのに、ユーモアたっぷりの脚本と、演者たちの実力に泣かされる。終わり方はいいとして笑、こんなに心動かされる作品を見たのは久しぶり。
やっぱり、一言で言えば、「希望」かなと。
全員少しの光に向かいながら道に迷ってるみたいな感じ。うねりにうねってる。
みんななんだかんだ、いい人じゃね?っていう。
最後はもう、出たー!ここで終わるやつー。と、いっときポカーンだった笑
やっぱり、最後は個人の倫理や意見や想像なの任せます、って言われた感じだった。
「全員、純粋」。ゆえに、玉突き事故が止まらない。
監督氏の敬愛する北野武監督風に言えば「全員、純粋」。
善人も悪人も出てこない。
登場人物は皆、すべて、純粋なだけ。
純粋であるということは、己に忠実であるということ。
つまり、登場人物は只、それぞれの人生を生きているだけなのだ。
そして
純粋すぎて、この物語は、玉突き事故が止まらない。
そう、たとえば
彼は、語らなくてもよかったのだ。けれども、彼は語った。
彼女は、闘わなくてもよかったのだ。けれども、彼女は闘った。
彼は、死ななくてもよかったのだ。けれども、彼は死を選んだ。
彼は、庇わなくてもよかったのだ。けれども嘘をついたついた。
彼は、殴らなくてもよかったのだ。けれども、彼は殴った。
彼は、ぶっかけてもよかったのだ。けれども、彼はストローを刺した。
彼は、燃やさなくてもよかったのだ。けれども、彼は燃やしてしまった。
彼は、直さなくてもよかったのだ。けれども、チャイムを押した。
彼女は、死ななくてもよかったのだ。けれども、彼女は既に、凄惨に亡くなっていた。
この物語は、人が行動するには理由が、原因があるのだと示してくれる。
すべて「一手前」なのだ。
それは正義かもしれないし、気分かもしれないし、偶然かもしれない。社会の所為かもしれない。
それが必然となり、誰かの行動が、誰かを突き動かしてゆく。
本人の意図などお構いなしに。
それを止めることはできない。いや、そもそも、
この映画が始まる前に、この物語は始まっているのだ。
そして、終わらない。
彼と彼女は、ひょっとしたら、殺さなくてもよいのかもしれないし
殺してしまうのかもしれない。
それは彼らの意思かも知れないし、そうでないかも知れない。
これまでもそうやって人間は生きてきたのだろうし
これからも歴史は折れ重なってゆくのだろう。
だから、この物語は終わらない。
この連鎖を終わらせることは出来ない。
この先にはきっと、アキラメにも似た、乾いた未来が待っている。
ただ、、そこまで描かれなかっただけの話だ。
ナニヤラ、モヤッとした終わり方だと感じた人は、
それはきっと、正しい直感を持っている。
なぜなら、それがこの作品のテーマそのものだからだ。
映画は芸術だと再認識させられた
この映画を一言にジャンルを言うのは難しい。
サスペンス、クライム、コメディ、ドラマなど様々なジャンルの要素があった。そして、この映画は、自らキャラクターの善悪を考えることができる。それぞれのキャラクターに感情移入できる。
まさに、この映画は芸術だと思った。
素晴らしい脚本
前評判通りの素晴らしい脚本。シリアスな中にもクスっとしてしまう箇所もあり最後には僅かな希望がもてる。
理不尽で納得出来ないことがあるけど、世の中には救いもあると思えるいい映画でした。
全体の音楽とカメラワークも好きな感じ。映画館で見てよかった。
コーエン風な、西部劇風な こってりアメリカンストーリー
コーエンっぽい演出がところどころあって、楽しかったです。
署長のラストのセリフ、頭巾のメッセージ
ディクソンの心の変化
オレンジジュースをあげるシーン
ラストの真剣なんだけど、横ずれしていく展開
すべて、アメリカのディープな感じが伝わってきて、よかったです。
オカンって、オトンって、、。
心の固〜い部分と柔らかい部分を両方刺激された映画。理不尽な境遇の母親にかなり感情移入して怒りに満ちてスクリーンを睨みつけて観てたのに、途中くすぐられたり泣かされたり、こちらの感情がかなり忙しく動かされた。女性目線だとかなり面白かったけど、男性はどんな風に感じるんだろう?出てくる母親の立場の女性がみんな、かなり肝っ玉すわってて勇ましくてかっこいい。愛すべきキャラクターは男性に多いかな。世の中、「理不尽」や「不毛なこと」で溢れてるけど、同じくらい「深い愛」や「可笑しさ」だってあるんだよ、と思わせてくれるこの話、とっても納得できるところに落ち着いたと私は思いました。
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