劇場公開日 2019年12月20日

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「基本的にはファン向けか。銀河系スケールのド派手な最終章!!」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5基本的にはファン向けか。銀河系スケールのド派手な最終章!!

2020年4月14日
PCから投稿

楽しい

単純

興奮

【賛否両論チェック】
賛:レイやレンを中心とした登場人物達の歩みが、最終的に邂逅していく様が、お約束の一大スケールで描かれていくのに圧倒されるよう。特にクライマックスの決戦は必見。
否:予備知識は絶対必要。お話が非常に都合よく進んでいく感じや、大きすぎるスケールの戦闘シーンにも、好き嫌いは分かれるか。

  一応いつも通り冒頭で流れは説明してくれますが、やはり前作までの知識はあった方がよさそうです。逆に全く知らずに観ても、何が何だかよく分からないまま話が進んで、そのまま終わってしまいそうですね(笑)。
 次第に自分の力や使命を実感し始め、迷いながらも歩みを進め始めるレイや、感情に走りながらも、己の信じる道を貫こうとするカイロ・レン。そして2人を取り巻く人間味溢れるポーやフィンといったキャラクター達も、物語に花を添えています。そしてクライマックスの壮大なスケールの大決戦は、まさしく必見。パルパティーンのファイナル・オーダーに対し、レジスタンスがどんな活躍を見せるのか、ハラハラさせられます。
 ただ、なんとなく渡りに船のような感じで、ピンチになると助けが都合よく現れて、お話がどんどん進んでいく感じは、勿論お約束だとは分かっていても、少しツッコみたくなる気もします(笑)。
 基本的には、歴代のシリーズをご覧になっているファン向けの作品といって、差し支えないと思います。

映画コーディネーター・門倉カド