劇場公開日 2019年12月20日

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「40年の夢と神話の終焉」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け Akira Cさんの映画レビュー(感想・評価)

3.040年の夢と神話の終焉

2020年2月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

酷評も聞こえてきてるなか、まずまずの出来で感慨ひとしお。スターウォーズを少しでも面白いと思った経験があるなら映画館に足を運ぶ価値はありかと。池袋の新規大型映画館に初めて行って3Dでみた。広い座席で混んでないのが良かった。
自分がハリーポッターがつまらなく感じ始めたのはやたら「血統」を重視する展開に古典的身分制度差別を感じて不快になった点だ。そういう意味でレイについては微妙だ。これ以上はネタばれになるので控える。対照的にフィンとポーのキャラが薄くなってしまい、ルーク、ソロ、レイアの三人の絆とは全く比較にならない。この辺のキャラの深みや掘り下げが少ない分なんとも表面的な神話になってしまった。
フォースが万能の超能力と化してせっかくの剣技の価値が低下した。スターウォーズがチャンバラ映画の美学を忘れてしまったのは残念。ウォーキングデッドでも見習ってほしかった。まあ突っ込みどころも含めて楽しめるのがスターウォーズのだいご味なんだろう。古い作品からの引用やオマージュが多かった点は自分は良かったと思う。

Akira C