「これで本当に最後」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け @Fxxk4everさんの映画レビュー(感想・評価)
これで本当に最後
Ep8が壮大なぶち壊し作品だったから、今作では起承転結の全てをやり直さなくちゃいけなくなった。
新しい敵を作って、敵の凄さを見せつけて、味方の希望を作って、主人公を成長させて、カイロ・レンがマスクを作り直して、Ep7とEp8の伏線を回収して、敵を倒して終わらなきゃいけない。
すごい勢いでストーリーが進んでいく。
しかも更なる問題は、現実世界では既にお亡くなりになられているレイア姫。レイア姫はレジスタンスの最高司令官だから、どうやったって登場させるしかない。
すごく難しかっただろうとは思う。
何とか重箱に納めた感じ。
それでも気になった点。
1. なんでチューバッカに、だだっ広い砂漠を歩かせるのか?「チューイ、ちょっと歩いてきて」数分後に「あ、チューバッカ!」で捕縛。そりゃすぐ見つかるよ。ヒドイ奴やで。
2.Ep8のスノークを操っていたのは、実はパルパティーンでした、という急に出てくる裏設定。冒頭の、宇宙空間に消えていくナレーションで出てくるからね。そうなの?あの、フード被ってるやつ?
3.ライトセイバーが、フォースの力で瞬間移動。物資の移動ができる事が、今回判明した。
4.ファースト・オーダー側にいる、レジスタンスのスパイ。君だったの??泣きそうな顔して、スパイしてたの?
5.秘密の星から大量に出てくるシスの軍隊、ファイナル・オーダー。パルパティーンの隠し玉。なんだよ、みんな知ってたんじゃん。だから、ファースト・オーダーって名前だったんでしょ?
6.どこにでも登場するカイロ・レン。
後ろ振り向いたら、カイロ・レン。荒波の中にカイロ・レン。市場の中にカイロ・レン。ピンチの時にカイロ・レン。砂漠を飛んでくるカイロ・レン。
7.「私の名前はレイ・スカイウォーカー」
ここ、オレが頭が悪いからか、感情的に理解できなかった。本当は、レイ・パルパティーンなのに?
8.「なんだ、このマスクに疑問でも?」威圧感たっぷりのカイロ・レン。軍議に、マスク被ったり、外したり、また作り直して被ったり。恥ずかしいから、怒ってた。
9.レイア姫、過去に撮影したカットを作ってすすんでいる??でも無理があって、禅問答みたいになってしまっている。
お腹いっぱい。
アダム・ドライバーの演技力と、ランド・カルリジアンに救われた。
スターウォーズ・サーガの終わりが、これなのか。。。監督は悪くないよ。