劇場公開日 2018年1月26日

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「最後に泣かされた」デトロイト GreenTさんの映画レビュー(感想・評価)

最後に泣かされた

2018年3月12日
PCから投稿

ビグロー監督はまるでドキュメンタリー映画のように淡々と、事実の復元をしているだけで、ものすごい緊迫してはいるが、ほとんどドラマチックな展開はなかったのだが、最後、事件に巻き込まれたトラウマで音楽活動ができなくなってしまったラリーが、冬の極寒のデトロイトで窓ガラスが割れた汚い家に住み、吐く息が白くなってしまう部屋の中で、缶のスープを温めて、鍋から直接すすって震えているところを見て、涙が出てしまった。ラリーは事件の後警官が怖くなり、聖歌隊でしか歌えないと、教会で歌わせてくれるように頼みに行く。この人は今でもデトロイトに住んで、教会で牧師をして歌を歌っているそうだ。

GreenT