劇場公開日 2018年1月26日

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「公権力暴走の恐怖」デトロイト コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5公権力暴走の恐怖

2018年1月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

1967年のアメリカ・デトロイトの暴動事件を題材にした、クライム(犯罪)ムービー。

てっきり、暴動そのものの推移を追う話だと思って行ったら、違いました。
暴動のさなかに起きた、3人の白人警察官による、黒人への暴行殺人、人権侵害の違法取り調べが題材。

作品では、裁判での証言を元にシーンを再現。
人種差別主義者の恐ろしさ、及び、権力を持った側の暴走、並びに司法を含めた警察の組織ぐるみの隠蔽のおぞましさが如実に表現されていました。

実に怖い。
そういう意味では、すごいリアリティある、素晴らしい作品で、おすすめしたい面白さ。
(リアル、と言わないのは、完全な実話かどうかは私にはわからないから。実際の裁判記録を読んだわけではないので)

これ、トランプが大統領になったから作られたんだな、と思う一本でもありました。
アメリカの人種差別問題は根深いのだな、と。

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コージィ日本犬