劇場公開日 2020年10月16日

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「生き物としての言葉」博士と狂人 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0生き物としての言葉

2022年3月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

青春映画の傑作から不良の象徴に今やオスカー俳優として演技派になったショーン・ペンと娯楽作でアクションスターとしてのイメージが強いメル・ギブソンは監督としてオスカーを手に入れた、そんな二人の初共演作。

互いに80年代から活動しながらも役者としてジャンル違いの相容れない関係性のようで、この二人の共演は個人的に衝撃的な出来事でありながら00年代位?から意外性のある共演は多々あるココ最近!?

にしても地味なテーマと映画としてのLookが一昔前のオスカー狙い的な要素にも思われ、実際の感想も小難しいイメージから物語の展開はテンポ良く分かりやすく進む反面、単純さは否めなくショーン・ペンに話の主軸が傾き過ぎで主人公としてメル・ギブソンの存在が徐々に霞んでしまい、作品全体がテーマから逸れてしまっている気もしてならない??

メル・ギブソンとショーン・ペンの監督としての手腕があるからこそ、本作の監督は残念ながら不甲斐無い。

万年 東一