劇場公開日 2018年3月10日

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「緻密に作り上げられた映像とストーリーの美しさ」去年の冬、きみと別れ tetoさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0緻密に作り上げられた映像とストーリーの美しさ

2018年3月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

泣ける

悲しい

興奮

ダマすダマされたは結果論だし、途中でトリックに気づいてしまった人もいるだろう(私はなまじ原作を読んでいたので設定の違いに混乱した)。
ただ、それよりもこれは、本来なら平穏に生きられたかもしれない人々がちょっとしたボタンの掛け違えから道を誤っていく様を描いた哀しい人間ドラマだ。
随所に作り手のこだわりと美意識を感じさせ、何よりキャストの演技は主役から端役まで遍く完成度が高い。特に「去年の冬、きみと別れ」というタイトルの意味が判明する海辺のシーンでの壮絶な横顔には胸が詰まり、涙が止まらなくなった。いつかまた瀧本監督とタッグを組んで難役に挑んで頂きたい。
宣伝担当には、現行のCMと並行して人間ドラマを前面に打ち出したCMを流すことを強くお薦めしたい。

teto