劇場公開日 2018年2月24日

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「新たな別れと出会う為」さよならの朝に約束の花をかざろう aaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0新たな別れと出会う為

2018年10月28日
PCから投稿

控えめに言って文句のつけどころがない。

新人というブランド力やプロモーションの部分でで過小評価されていると思います。
これがジブリなら新海誠の作品なら歴代最高傑作と評されると思います。
地上波で放送して全ての人に見てほしい作品でした。

別れは親しい人であればあるほど悲しみが深く、
最愛の人との別れは自分が死ぬよりも辛いと思います。

仏教ではこの苦しみを、「愛別離苦」といいます。

出会わなければ苦しまない。
親しくならなければ苦しむこともない。

恋人が、家族が、友人との別れが現実になった時。

その時、傷つきたくないから「結局人は孤独だ」と、
必要以上に愛さないようにフィルターを張って生きてきました。

でも最後にマキアは言いました。

「愛してよかった」と。

「別れは悲しいだけじゃない」そんな希望をこの作品が教えてくれました。
だからこれからは死ぬほど愛していこうと思います。

また新たな別れに出会う為に。

aa