劇場公開日 2018年2月24日

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「苦しくて、切なくて、儚い愛の形」さよならの朝に約束の花をかざろう 子爵さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0苦しくて、切なくて、儚い愛の形

2018年3月22日
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泣ける

悲しい

幸せ

世界観はファンタジー、SFですが、物語の根幹はそこではありません。

宣伝CMなどでは、恋愛チックなアニメ映画なのかなとも思っていましたが、それも違いました。

男女の恋愛ではなく、本当の愛、家族の愛、母親の愛。そんな愛が詰まっている作品でした。

私が今まで見た映画の中で一番の感動大作だと思いましたね。

現実は幸せばかりではありません。
奇跡のような出逢いがあれば、そこには当然別れという要素が内含されています。

私たちは誰かを愛して、生きていきますよね。
そして、その愛する誰かのために、身を粉にして護ろうとします。

なぜ? 理由なんてないのです。
家族の愛に理由はないのです。

家族って何ですか?
血が繋がっていれば家族ですか。
多分違いますよね。

色々な愛の形があって良いのです。
苦しくて、切なくて、儚い愛の形。

喪失感の中に出逢えて良かった、一緒にいてくれてありがとう、と感じられたならば、それは素晴らしい愛なのではないでしょうか。

そんなことをこの作品から感じられました。
何回か映画館に見に行きたいと思います。

子爵