劇場公開日 2019年5月18日

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「図書館関係者刮目せよ」ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス もへじさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5図書館関係者刮目せよ

2019年9月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

出版・図書館好き一般人として遠方まで出掛けて観た。NYPLについてはぼんやり聞いたことがある程度だったけど、何が凄いのかよく分かった。アメリカの民主主義を支えるという気概、これに尽きる。日本で流行っているダイバーシティと比べると、アメリカにおいてそれは否応なく内包し続けているものなのであり、だからこそ開かれた「公共図書館」の意義が大きいのであるとよく分かった。ナレーションやテロップを一切使わずに淡々とドキュメンタリー映像だけでそれを浮き彫りにするこの映画、とても素晴らしい作品ではあるものの、途中休憩含めて4時間近くになる上に抑揚なく様々な場面が繋がっていくので眠くなるが、ストーリー映画ではないので多少寝ても問題ない。平日午前中、ほぼ満員の周りの観客も、寝たり起きたりしながら観ていた気がする。パンフレットの中身が充実で、復習用の補足資料として必須。
翻って日本の「公共図書館」行政、今後どうなっていくのか。

もへじ