劇場公開日 2018年3月3日

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「オリジナルではかなり良い出来です!」映画ドラえもん のび太の宝島 keiyakiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0オリジナルではかなり良い出来です!

2018年3月4日
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鑑賞方法:映画館

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興奮

まずいえるのは、去年の南極カチコチ大冒険より圧倒的に良かったことです。同じオリジナルとはとても思えません。去年は、事前に公開されたポスターに騙されました(^ ^)
まずストーリーについてですが、色んな小ネタが嫌味なく散りばめられており、全体的に良かったと思います。キャラクターの魅力を引き出すような脚本になっていたと思います。
ただ色々気になる点もありました。もしかしたら自分が見逃してるだけかもしれませんが、一番気になったのはラスボスの目的が非常に分かりにくいことです。ラスボスは〇〇してもXXは大丈夫と言ってますが、ドラえもんはそうでないと言っていたりとか、その目的と海賊がどう繋がるのかとか、サブキャラ達は何で海賊やる事に疑問が無いのかとか、そのサブキャラがラスボスの目的を知らないってどういう事なのか(そもそも何で従ってるのか)とか、ゲストの設定・背景が説明不足過ぎて凄く気持ちがふわふわしました。
ただ、それを補うほどに今回のゲストキャラは魅力的に描かれていたと思います。昨年の「南極カチコチ大冒険」では、正直のび太達との絡みが非常に希薄に感じられました。
今回は、中盤でその辺りがかなり丁寧に描かれており、見ていてとても楽しかったです。特にヒロイン達の描写は最高でした。
ただ、前述のラスボス目的が分かりにくい事が、物語の最後の感動シーンに水を差してしまったのが残念です。
総合的にみて、今年は良作でした。一昨年の新日本誕生が最高だったところで去年のカチコチが最低だったので、その落差が尚更高評価に繋がってるかもですが(^ ^)なのでドラえもんが好きであれば、是非一度見ることをおススメします!

keiyaki
2018年3月4日

keiyakiさんの感想には同感です。
余計なお世話ですが、鑑賞していて私が思ったことを書きます。

ラスボスの具体的な目的は植民なんだと思います。そのためには資金と人材が必要で、
そのどちらも満たしてくれるのが海賊達なのです。ラスボスは未来の技術を駆使して
時代を超えて効率的に財宝を探し出すことができ、それを餌にしてさまざまな時代や
場所から海賊を集めています。雇われている海賊達からすれば、ラスボスが提供する
技術を使って高度な海賊行為ができますし、彼についていけば衣食住には困りません。
『財宝を盗んで贅沢に暮らしたい』海賊達の願望をうまく利用しているんですね。
その対価として、ラスボスは△△を完成させるために必要な資金源と、植民に必要な
数の人材を得ています。

海賊達には、ラスボスが超常的な存在に見えているはずです。他方でラスボスもそんな
状況を把握しており、日頃から「○○しても××は大丈夫」とか適当なことを言って、
いつも彼らをだまくらかしているんでしょう。ここまで考えて浮かんだ疑問は、、

「植民のために連れていく貴重な人類が、低能な海賊どもでいいわけ?」ということ 笑

ラストでのび太のポケットから落ちる◇◇◇にも、深い意味は感じられませんでした。
「いつか役に立つ」とは何のことだったのでしょうか? 以上、余計なお世話でした。。
(ちなみに私は観たあと号泣しました)

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