劇場公開日 2018年4月21日

「アニメーションだからできること」リズと青い鳥 赤だるまさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アニメーションだからできること

2020年12月15日
PCから投稿

凄いよ。この映画は凄いところが沢山あります。
まず作画が凄い。表情の微妙な変化や歩き方、姿勢だけでキャラクターの性格や関係が分かるって本当に凄いことだと思う。さすが京都アニメーションって感じですね。アニメだからこそ目だけをドアップで映し出されても嫌悪感はないし目で演技もできる。悲しいかな実写化は不可能でしょうね。
そして音楽。本作は吹奏楽部での青春のため必然的に音楽シーンが多くなるわけです。それがねまた凄い。劇場で見なかったことを後悔するレベル。「映画けいおん」を見たときにも思ったんですが本当に凝られているんですよね。一度目の演奏と二度目の演奏は本当に違うし音質もオーケストラがすぐ間近にいると錯覚するレベルのクオリティです。
そして声優さん達の演技ですよね。主役からモブまで違和感なく聞けるので映画に没頭できます。特に東山奈央さんにはびっくりしました。「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」のガハマちゃんしか知らなかったのでこんなに静かな役もできたのかと驚きました。(ガハマも静かなシーンはありますけど所々ギャルっぽさが出ているのでね。)
二人が本音で話すシーンでは自然と涙が出てきます。
是非ご覧ください。

赤だるま