劇場公開日 2018年10月26日

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「もう一度観たい!」旅猫リポート 初瀬野あるふぁさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0もう一度観たい!

2018年11月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

萌える

有川浩さんの原作を読んで、映画化をとても楽しみにしていました。
主要な配役はイメージ通りでバッチリです。
悟とナナに会える嬉しさがこみ上げすぎて映画の本編が始まる前のCM時点で半泣きでした。

個人的に、竹内結子さん演じる悟のおばさんの、不器用でストレートな雰囲気が自然に醸し出されていて好感を持ちました。

2人(悟とナナ)の旅は美しい景色に彩られ、さまざまな記憶を辿ります。
とても切なくて優しい時間を一緒に過ごしたような気持ちになりました。
途中、嗚咽が出そうなのを必死で堪えるのが大変な場面もあり、悲しくて泣いたり、微笑んで泣いたりと、さまざまな涙がこぼれました。

ナナの声のアフレコがなかったら、ただの悲しい物語になってしまったかもしれません。一方的な人間視点のストーリーならアフレコは無くても成立したけれど、この物語は悟とナナのお互いの楽しい記憶であり、悟の想いをナナの言葉や行動から反映させている場面もあり、アフレコは無くてはなりません。
強くて少し生意気な高畑充希さんの声は、悟の優しい声とのバランスが良かったと思います。

映画という時間的なものを含めた制約がある中で、いたしかたないとは思いますが物語が駆け足で進んでるような感覚はありました。
しかし、原作を読み返したいような気持ちになり、その後、またもう一度観たい!と思える映画です。

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初瀬野あるふぁ