ゲット・アウトのレビュー・感想・評価
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ちょっと捻った、ある意味お決まりの白人至上主義者から迫害される話か...
ちょっと捻った、ある意味お決まりの白人至上主義者から迫害される話かと思ってたので着地はそんなに驚かなかったが捻り方が想定外だった。
こういうアメリカの何かに対する差別(もしくは敵対)団体は世界共通でどの国にも存在するのだろうけど、フィクションのストーリーと分かってても胸糞悪い。
自分が経験したことはないけど、催眠術に掛けられた時の主人公目線のあのシーンは経験者からのアドバイスが投影されているんだろうか。よく「未知との遭遇」などは、経験者(目撃者)が再現度が高いと評価する映画と聞く。
未経験でもああいう感じなんだろうなぁと感じ入った。
最後がちょっと、、
最後、パトカーで親友が迎えにきた場面、
・まったりした中途半端な尺の長さ
・クリスが「よく見つけたな」という意味深な台詞
このことから「もう一波乱あるか?まさか親友も入れ替わっている?」と思ったが何も起こらずそのまま終わって、ちょっと拍子抜け。 これなら「だから言ったろ。」という親友の台詞でパッとエンドロールに入ったほうがよかったかと。。。
まあ、ネットで調べるとエンドは2パターンあるみたいだから、急きょ差し替えたんでしょうね。尺を合わせた感がある。
最初メイドが横切ったときの効果音は心臓が止まるかと思った。
何でもないのに怖い、不気味な違和感の正体は?
サイコスリラーに近い作品ではあるが、恐怖が現実になるのはかなり最後の方だ。そこまでは、リベラルな白人家族に会いに行く黒人の少年の話になる。どこも不思議ではないが、どことなく違和感を感じる。
何が、というわけではないが、そこにいる黒人の対応も何かがおかしい。
その真実が分かった時、そのおぞましい結末に身の毛がよだつ。
一種異様なまでの黒人賛美の行き着いた先の恐怖とでも言おうか、黒人から見ての白人リベラルのなんともわからない恐怖感とでもいうのか。
単純にホラーとして非常に面白い作品。今までに味わったことのない角度からのホラーでした。
後から白人の会話を聞いてみると、完全に体を入れ替えるための品定めをしている。クリスとの世間話のようでいて、自分がやりたいことに対して、やれるかどうかの確認をしているのだ。また、黒人はお爺さんやお婆さんが乗っ取っているので、話し方もお爺さんやお婆さんが話していると考えると違和感がない。
もう一度見てみるとその辺が面白い。
死ぬかと思いますました
いやいや、単純にこの状況なら主人公は死ぬのかなーと思いましたが、期待をいい意味でうらぎりましたか。空港警察職員の友人が警察署へ黒人の警察官へ相談した時にその職員たちも一家の一員だったら面白すぎでしたが、さすがにそこまではいきませんでした。単純に面白く、楽しめます。最後の方はムカデ人間の映画のようなかんじが大好きです。
Sink! んー、微妙・・・
何だかやたらと評価が高かったので観てみたのですが、正面期待しすぎてたようです。微妙でした。
多分問題は不気味でも怖くなかった所ではないかと思われます。あのメイドさんとか確かに薄気味悪かったですけど、怖いってのとはちょっと違ったなぁっという印象です。最後にいきなり強くなる主人公は笑う所なのでしょうか?よくわかりませんでした。
しかし、これがアメリカでは大ヒット。でも最近の「ブラック・パンサー」といい、黒人がメインな作品が大ヒットしているアメリカですが、作品のデキじゃなくって黒人だからヒットしてる感があるんですよね~。そう感じるのは私だけでしょうか?
面白かったです
出来ればネタバレなしで観た方が良いですね
私は軽くネタバレしてたので、その点は残念でしたが
楽しめました
でも、人によってよっては『えーなにこれ』となってしまうかもしれません
私は楽しめました
ココから多少ネタバレ
主人公の友達のポッチャリさん、結構活躍しましたね
白人の恋人、主人公に対しての演技上手すぎ
その弟は方法か雑過ぎ
主人公、覚醒したら大暴れの殺しまくり
ラストは本編通りで良いですよ
ディスクに入ってたアナザーエンディングはむしろありきたりでしょう
とはいえ、死体を放ったらかして帰っちゃったらその後どうなるのかー
なんて思わなくもないですけどね
死体を片付けてから帰るのも変ですけど
根底にはレイシズムが見え隠れ…
劇場公開で観そこねて やっと鑑賞したけど、面白かった。
初めは、あからさまな差別問題と思いきや、黒人の身体能力に憧れる老人ってw
こんな外科手術が可能な時代が来たら、恐ろし過ぎる。
ただ、やはり 黒人男性をビンゴ大会の名目で、事実上オークションの競りにかけるとか、白人が黒人に憧れるとか ジョークのつもりなんだろうけど、裏を返せば 白人に対して「俺達はそんなに甘くない」と言っている様に感じることも出来るかな。チョッと説明の表現が難しくて上手く言えないけど。
でも、友達が助けに来てくれて 本当にホッとしたw
良い味出してたよなーw
二度見てこそ
この映画は二度見てこそ面白い。
序盤で庭師の黒人がスプリンターばりに走っている事、黒人なら知っているはずの黒人の流儀を何故か知らない事
そういった散りばめられたチップスは全てが繋がっている。
また黒人を礼賛しているかのようで、結局自分たちの都合のいい道具のような視点でしか彼らを見ていないことを痛烈に皮肉っているのがこの映画の
ポイント。日本でも慇懃無礼という言葉があるが、それが相手に如何に不気味さと不信感を与えるかを上手に描いている。
映画としての完成度が高く、後半の展開はやや大雑把だが言いようのない気味の悪さが終始作品全体を覆っている。ホラーとしての質も高いと思う。
amazon primeで見られるのは幸運だった。
よ!TSA捜査官!!
よ!!!TSA捜査官の親友でかした!!
ソファの綿を耳に詰めるのも賢い。
でもそれは観てて少し展開が読めてしまった。
最後はスカッと!
ローズは黒人が好み。
フォトコレクションも不気味が悪かった。
ジョージナとの写真は友達として実家に連れてきたってことかな?
最後は おばあちゃん! おじいちゃん行け!と叫んでた。
なぜおばあちゃん?おじいちゃん?
不気味、、、
ローズが牛乳を机に置いていたのも ”ホワイト”を連想させられた、、
親睦会のビンゴ大会はだれがクリスを ”モノ” にするか、、?てことだったとは。
不気味、、
先が読めるし
よくあるアウェイ型スリラーでそれほどのサプライズ感はありませんでした。身内がおかしいってことは…ということなんで、なぜこの映画がヒットしたのか不思議です。もっと最後に何かあるのかと思いましたが、期待外れでしたね。
よく考えたらファンタジーなんだけど
リアリティーがあるかないかで言うとない、ファンタジーだなとも思うんだけど、(技術として催眠術ききすぎ、とか難しい手術をあんな設備で、カメラのフラッシュに弱すぎ、とか結局人殺してるっていう罪に問われるの主人公だしとか)「自我を封じ込められて他人の意識を埋め込まれた肉体を利用される」という恐怖は人種など関係なく、現代人の共通した不安なのかもしれない。
肉体を拘束されて奴隷にしていた時代は過ぎ去り、肉体的社会的には人種を問わず自由になった。
でも精神、経済の面ではどうなんだろう?誰にも操られていないなんて思えない。メディア、通貨、株式市場は誰が牛耳っているのか?いつでもスマホで情報を流し込まれ、スマホで情報を抜きとられている。だれしもが「自分の意識を誰にも侵されずに自分の意思だけでこの体を動かせている」という自信がなくなってくる。
こういう不安をファンタジーとして具現化した映画なのかなと思った。
期待し過ぎたかな?
そこまで高評価される映画かな?オチにいくまでは面白いし、家政婦さん役の女優さんが演技上手くて不気味やし、良い感じの怖さ・不気味さがあるんだけど、
肝心のオチが「人格移植?、脳移植?」なんは、、なんとも言えなかったなぁ、ぶっ飛び過ぎてて。星3です。
一言で言って面白い。
まず最初に思ったのは、主人公の俳優さんの演技がうまいです。
字幕ではなく吹き替えで見てても表情遣いがうまいのがわかります。
顔だけであそこまで感情を伝えれるんだなと思いました。
白人さんの家族に、黒人さんが催眠術をかけられて、洗脳されて、脳を入れ替えられてしまうお話でした。
非現実に思えて現実にありそうな話だったので、すごく吸い込まれるように見入ってしまいました。
品定めのためのパーティが行われ、無言のビンゴゲームのような形で落札者が決められて、黒人さんの脳に自分の脳を埋め込む。
人種差別のようで、そうじゃないようで、黒人さんへの憧れがある方、黒人さんの生き方を知りたい方、願望、いろんな感情が入り混じった形で、みんなが黒人さんになろうとしています。
最初はホラー映画よりもポップな音楽が流れていて、冒頭で、仮面をかぶった男に、黒人さんが拉致されていました。
最後にわかったのは、それは黒人さんの脳に自分の脳を入れた家族のお爺さん。
この儀式を作った方でした。
奴隷のように使われているのかと思われた、雇われの男性と女性の黒人さんは、実のおじいさんとおばあさんでした。
部屋の箱からいろんな黒人さんの写真が出てきたときは、うわーーって声が出ました。
ラストで、友人の警察官の友達が来た時はホッとしました。
こんなことがあったにもかかわらず騙して来ていた彼女の首を絞めるのをやめて、悲しい顔をして主人公は彼女のことを本当に愛してたんだなと思いました。
もしかしたら彼女も催眠術にかけられていたんじゃないか、誰にも真相はわかりません。
自分で自分を撃ち殺した、おじいさんに乗っとられた彼は、どんな気持ちだったのでしょう。
おばさまの白人女性と一緒になった黒人の彼がフラッシュの後、主人公に出て行け!!!ここから出て行け!!は、ここにいてはダメだ!出て行けって意味だったんですね、助けたかったんですね。
ホラーとはまた違うホラー映画でした。
サスペンスに近いけど、人の怖さを感じるホラーといっところでしょうか。
冒頭で仮面をかぶって黒人さんの首を締めて誘拐したのは、弟さんだったんですね。
今思えば、首をしめようとしたのよってセリフが冒頭へのヒントへつながっていましたね。
見終えて気づきました。
そして、冒頭の黒人さんがあの白人おばさまの相手になっていたんですね。
ヒゲも髪型も全然違くて、別人ですね!!
鮮烈な不気味さ
搾取し洗脳するに留まらず、スキンを乗っ取る。そうこの街では黒人がファッションなのだ。パーティに出席した人達は揃いも揃って年配の夫婦が多かった。クリスにかける言葉も、遺伝子学的に〜とかあっちが強いの?とか。人種差別的な発言を超えてまるで品定めしているよう。そしてビンゴの時間は見ての通りオークション。
最終的に身体を乗っ取るとんでもない集団だったことが明らかになった訳だけれど、祖父が入った元彼の行動が鮮烈でした。
今まで人種差別に関して色々な作品を見て来たけれど、この作品は白人が黒人の遺伝子の強さと差別を超えた根拠のない憧れブランド力からファッションとして着るという…嫉妬と妬みが複雑にそして矛盾した社会派ホラー
余計な説明を入れず事実だけを見せてくるのがよりホラー調を際立たせている。
発作を起こした子の「get out」が印象的でした。
飛んで火に入る黒い虫
昨年2月の全米公開時は特に気にも留めていなかった。よくある低予算ホラーの一本。
ところが!
製作費僅か500万ドルに対し、OPだけで約3000万ドル、最終的に約1億7000万ドルのサプライズ大ヒット!
しかも、批評もメチャクチャイイ。(ロッテントマト支持率98%!)
一体何だ、このホラー映画は!?
あらすじを聞いて、久々にお~っ!と思った。
ホラーはホラーでも、心霊現象や殺人鬼の類いじゃない。人種差別をホラーに転換。
その手があったか!
そしたら非常に気になり始めてきた。
そうこうしてる内に、賞レースでも善戦。低予算ホラーとしては異例中の異例のアカデミー賞にもノミネートされ、脚本賞を受賞!
早く見たい!
日本では小規模公開で当然ながら我が地方の映画館では上映される事なく、レンタルを首を長くして待っていた。
黒人青年クリスは週末、白人の恋人の実家を訪ねる。
別に人種間が絡むどうのこうのじゃなくても、恋人の両親に会うというのは緊張するもの。万国共通。
恋人の両親は快く迎えてくれた。どうやら人種に偏見は無いようだ。
でも…
会話中のトゲが引っ掛かったような感じ。
やたらと黒人の素晴らしさを話してくる恋人の父。
やたらと催眠術の話をしてくる恋人の母。
やたらと健康そうな身体を誉めてくる恋人の弟。
人種に偏見は無い筈だが、黒人の使用人が居る。
やがて友人や隣人を招いてのパーティー。皆の視線が自分に注がれているのを感じる。
その客人の中に、自分と同じ若い黒人が一人。何処かで見覚えが…。
何か、ヘンだ。
本作が秀逸なのは、例えば、実は両親は本当は人種差別主義者でどんどん化けの皮を剥がしていく…という、ああ、やっぱり、の展開になっていない事だ。
終始まとわりつくような違和感。それがドキッ!とかビクッ!とかなどの怖さより気味悪い。
次第に明らかになっていく衝撃の展開。
確かに戦慄モノ。
もし、自分の身に起こったら…。
さすがに明かせないが(一応はネタバレチェック)、罠にハマり、真っ暗な底なし沼に落ちていく。
催眠術によってそれを具現したイメージも印象的なシーンだ。
ダニエル・カルーヤの受け身の恐怖演技。オスカーノミネート、やったね!
周りの怪演。
そんな中で、クリスの友人がユーモアを交えつつ、ナ~イス!
やられっ放しのクリスが遂に反撃に出るカタルシス。
伏線も効いている。
人種問題の社会的なテーマを据え、ブラック・ユーモアやホラーやショッキング・スリラーなどのエンタメ性もしっかり抑え、戦慄と巧みな展開に唸らされる。
ジョーダン・ピールの手腕に脱帽!
確かに面白かった!
映画の新たな才やアイデアってホント尽きない。それこそ、底なし沼のように。
怖かったです
あの一族が完全に狂っていることは確かでしょう。
しかし、一族を次々と血祭りにあげてゆくクリス自身の目に、少しでも狂気がなかったと断言するのは困難と言えます。(完全に冷静でもヤバイですが)
複数人の狂人に立ち向かうにはそれ以上に自分が狂うしか無いと言える内容を感じました。
主人公に対する露骨なお世辞と見られた物は、本心からの物だったとする
差別は嫉妬の裏返し
大変面白く観れた「小作品」だった。白人のガールフレンド、ローズの人物描写がうまい。喋り方や使う言葉が「シティに住むリベラル」な女の子の感じが良く出ているし、痩せているのでヴィーガンだのパレオだのオーガニックだの、食にこだわりがあって、ヨガとかクロスフィットとかやってそう。こういうリベラルな女に限って、トラディショナルな白人顔で、タカビーな感じの人が多く、まさにそのイメージ通りの人。リベラルを気取る白人は、自分たちが人種差別していると全く気がついてないことが多く、それもローズを通して描写されていて面白かった。また、クリスの友達のロッドってキャラは、下ネタ、毒舌満載で、弾丸のように喋るんだけど、この黒人独特のアクセントや単語のチョイス、話の落とし所など、抱腹絶倒である。ローズのファミリーが、老いたら黒人の体を手に入れたいと思うのは、運動能力に優れ、素晴らしい芸術を生み出し、セックスが強い(!!)と、「本当はすごい評価しているんじゃん」ていうか、「差別は嫉妬の裏返し」なんじゃないの?というところも示唆していて、なかなか考えさせられる。
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