ゲット・アウトのレビュー・感想・評価
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最後の最後で、冷めちゃいました。
今までにないストーリー展開のサイコ映画。面白かったです。どのように話が進んでいくのか考えながら、楽しくみれました。でも終盤で、彼女の変貌があからさまになった時点から、もうお約束の「13日の金曜日」のごとく(ちょっと古いよね)、躊躇なく殺しまくりのエンディング。ここで、一気に冷めちゃいました。最後の最後まで、変わった形で終わらせてほしかったです。
余談ですが、主人公の友達で、太ったメガネをかけた人物ですが、色々裏で友人を助けようと動いていたけど、結局、何の役にも立ちませんでしたよね。
脚本家すごい
2、3年前に見て今でも覚えてる
単純にホラーシーンが多いんだけど最後は人間の怖さ
伏線も多く散りばめられていて後から気付いてゾッとする映画
脳みそだけ入れ替えてもあることが起きると昔の頃の記憶を一瞬取り戻すっていう設定、エグすぎる
悲しくて怖い映画でした
『違い』こそ強くて脆いと再認識させる傑作
個人的にホラー映画は苦手です。そもそも怖がりというのもありますが、不条理性の高い作品をエンタメに求めていないというのが根底にあります。そんな中、監督の最新作「アス」に牽かれてこの作品も見ました。個人的にはアス以上に好きだし、オールタイムベスト級の作品でした。
近年、女性の社会参加、子育てをしながら仕事も進めるを推進する体制が整ってきています。素晴らしいことです。これは前提です。とはいえ、男性も自ら望んで男性に生まれてきたわけではありません。もしかしたら、自分のお腹の中に子どもがいるという体験を心から望んでいる男性もいるかもしれません。レディースデーや女性専用車両しかないのはどうして?専業主夫が認められにくい世の中なのはどうして?と思っている男性もいるでしょう。ここで言いたいのは、特にフェニミストと呼ばれる人たちが「女性は立場がまだまだ低い」と訴えるのに対して、そんな女性になりたい、もしくは低いと言われている立場にこそ憧れがあると思っている男性も一定数いるということ、さらにフェニミスト的な活動が加速しすぎるとひいては男性に対して無自覚に差別的な意識を持ちうる可能性があるということです。
この映画ではその構図を「黒人」と「白人」に置き換えると少し分かりやすく見えてくるなと思います。「オバマ大統領は素晴らしい」「黒人を差別なんてしていない」と意識的に何度も語られることが黒人側にとっては違和感を覚えるという描写から始まっていくのですが、ハッとさせられました。そうした『違い』こそ決定的な強さを持ち、その一方で人間的な脆さを露呈してしまうという、面白いメッセージを提示してくれた作品でした。
演出というか伏線の張り方も実に巧みでした。デフォルメし過ぎず、でも何か違和感を抱かざるを得ない会話や身の振り方が、最終的にどんどんと回収されていく様は本当に見事としか言いようがない。
話の着地の仕方も良い余韻でした。監督が始めに作ったラストとは変えているらしいのですが、こっちの方が良いと思います。首を絞めたくても首を絞められなかった想いこそ、帰属意識だろうと思います。その事実を誇りと思えているかどうかは別として。
何度でも見返したい作品です。
一瞬立ち止まってよく考えてみる
日本に住んでいると日頃からレイシズムについて考える機会が少ないので、こういう映画を観ると一瞬立ち止まってよく考える。
オカルト映画としても十分に面白いが、それだけの要素でこの作品がアカデミー作品賞を取れた訳ではないことは私にもわかる。
この映画には黒人差別意識と黒人の優れた能力に対する憧れが同居していて、アメリカ社会のリベラル的な立場の人々の実情がよくわかっていないとうまく評価できないのではないだろうか。
私のレイシズムに関する知識で書けるのはここまでで、それを差し置いてもエンターテインメントとして楽しめる映画だ
思ってたのと違った
黒人が白人彼女の実家に案内される話。
なんか思ってたのとちがいました。
もっと精神的なホラーで
不気味でゾクゾクするものかと思ってました。
序盤はかなりいい感じだったんです。
召使いの2人の表情完璧でしたよね。
あの不気味な感じがもっと欲しかった、、
ネタ明かしが始まってからはうーんって感じ。
普通に面白かったんですけど、
ハードルが高すぎたのかな〜と。
彼女の実家に挨拶に行く予定がある人は
観ない方が良い!笑
切ればジャンルの血が出る監督
公開当時に劇場で、最近またCSで観直しました。
当時はすごくよくできてるのに感動して、初監督でこれはすごい!と株が爆上がりしたことを覚えています。
アカデミーの脚本賞も朗報だと思いました。
ただ、映画好きの家人からすると、初見でも序盤の展開や、やり取りから、ほぼこの後起きることが正確に予測されており、あくまでジャンルものの正統に則った、枠からはみ出ない構成なんだとつくづくわかりました。
画面のルックや演出などはともかく、筋書きとしては極めてオーソドックスな、みんなが安心して手のひらに収められる1本ということです。
私は気取ってなくてそこがいい! と思ったわけですが、マニアックな映画好きには物足りないとしても、それは仕方ないのかなとも思います。
作り手が観客の心をきっちりコントロールして、振ったものはきちんと全部きれいに回収して劇場を出ていただくという「おもてなし」というのは私には最高の職人技に見えるのですが、贅沢を言えばもうひと捻りあっても良かったのかなと。
でも同時期に観た「デトロイト」のずっと眉間シワが入ってる感じに比べると、ユーモアや余裕、アフリカ系アメリカ人として生きていることのリアリティを感じて、こちらの方が素直に好きだと言い切れます。
「オバマに3期目があったら」に集約されるイヤーな感じや、連綿とつづく黒人への幻想と憧れなど、散りばめられた悪意の自然さもさすが元コメディアンの監督ならではだなあと思いました。
まあこれは日本に暮らす私が他人事の目で見ているからかも知れません。
「ドント・ブリーズ」も近年のよくできたおもてなし作品でしたが、あれに比べると脚本のツイストがなく、ストレートに結末へたどり着いた印象はあります。
とはいえ低予算で贅肉の一切ない104分というタイトな作りは全面的に支持します。
ノーラン(の弟)にも爪の垢を飲ましたい。。
目を尖らせて真顔にならなくても、娯楽として気楽に楽しんでってよ、という作り手のメッセージを受け取りました。ついていきます。
ついてった結果の「アス」はちょっとイマイチだったけどまた次作を楽しみにしてます。
何か変だ?が連続する社会派ホラー
しかしよくできた作品だ。主人公の黒人クリスは長期にわたり地味な連続したドッキリにかけられているみたい。不気味な事例がここまで続く社会派ホラーはなかなかない。とにかく脚本が秀逸。黒人差別はまだ蔓延るアメリカ社会。オバマ政権から差別主義者のトランプ政権に丁度変わる頃。鎮静化されつつある黒人差別が再燃するのではという不安を根底に感じた。アメリカの闇は深い。
不気味
評価の高かったスリラーを鑑賞。
序盤から何かあるオーラが、めちゃめちゃでていて見る人を引きつける感はありました。
これは、秀作かもと思わせる展開。
ただ、中盤のパーティぐらいから落ちが見えてきてしまった点は、いただけない。
これでアカデミーの脚本賞?と思っている人は多いのではないでしょうか。
それまでは、かなり秀作でした。
テンポがいいので気になる方は見てください。
ホラーが苦手の人でも楽しめる、怖くない驚きの映画。
白人女性と黒人男性のカップル。
女性の家族に彼を紹介する為、彼女の実家に行くことに・・・。
その実家で遭う、不思議な雰囲気の黒人のお手伝い達。
そして、パーティーで偶然に会った半年前に行方不明になっている友人。
彼が違和感を覚えて脱出を試みるが・・・。
ビックリ度 5
3.5
アメリカの人種差別映画を観ると、
こんなことあってはならないと強く思いますが、
今作はこの深刻な問題をスリラーというか
クレイジーにして訴えていました。
違和感が次第に本当の恐怖になっていく演出が凄い。
怖かったぁぁぁ。
全て観終わってから、改めて人物たち(特に黒人)の行動を振り替えると、あぁなるほど…と思うところがたくさん。誰が嘘をついていて、誰が騙されているのか、ずっと頭を使いながら観てたけど想像超える展開だった。また人を信じられなくなる映画を観ちまった。
今最注目ジョーダン・ピール
仕事やらゴルフやらなんやらで1カ月ぶりの劇場鑑賞。こんなに間が空いたのは何年か振りだろう。
主人公の女の子、すごい良い子だと思ってたのに後半の豹変ぶりに胸がぎゅーってなってしまった。
あ、結局お前ら、好きなんだ!っていう感想。面白かった!
現代版「悪魔のいけにえ」
そう、昔「悪魔のいけにえ」って映画があった。カルトムービーとなったこの映画はホラー映画に斬新な雰囲気を与え、この映画が雛形となりその後のホラー映画に大きな影響を与えた。
で、この映画は黒人が主演と言った新機軸でありながら、しっかりと古典ホラーを踏襲した作品になっている。
個人的に感じたのは、各シーンで過去のホラー映画にインスパイアされた部分がチラホラ感じられる。例えば「シャイニング」や「戦慄の絆」や「ポルター・ガイスト」等・・・・
思うにホラー映画の効果音って昔のハマー映画制作のホラー映画から特に変化が無い気がする・・・弦楽器の低音とかなんだか油が切れたドアの開閉音みたいな音とか。というか、選択肢はこれしかないのだろう。
オカルト的な要素はまるで無いが、なんだかオカルトぽく感じるのは、構築されたホラー映画独特の手法を凝縮したような演出。
まるでオカルト映画の教科書的存在。
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