劇場公開日 2017年5月12日

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「心霊ものだったのかしら」パーソナル・ショッパー ipxqiさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5心霊ものだったのかしら

2019年1月16日
iPhoneアプリから投稿

早稲田松竹で「メッセージ」との併映で、なかば時間潰しのために観た。
ほんのりとネタバレします。

双子の兄を亡くしたモウリーンはセレブの買物代行をしながら兄の霊を恐れつつもコンタクトしようとしている。
強い霊体験のあと、何者かが頻繁にメッセージを送ってくるようになり、次第に追い詰められていき…というストーリー。

前情報いっさいなし、なんならタイトルもあやしい状態で観たので、主人公の女優がボーイッシュかわいいな、くらいだった。

途中からあれ? これ「パーフェクトブルー」もしくは「ブラック・スワン」系の話? となったらどうもそうだったらしい。

主演女優はシャネルのモデルさんだったのね。衣装なんかが妙にゴージャスなのはそのせいか、と後から納得。
本来なら劇中に出てくるセレブこそが主演の「プロパーな自己像」であり、わからないで観たけど、きっとそういうメタ視点も込みなんだろうな。
まあ「神々の遊び」を眺めるような、贅沢な企画なんだな。

序盤は本当に情報を出し渋るので、ジャンルすらよくわからない。
いかに効率よく情報を伝えるかに腐心するハリウッド式の真逆。
そのぶん、映像に集中せざる得なくて、劇場で観るぶんには没入度はかえって上がり、妙に心には残る。
最終的には心霊ものだったのか…な?

並べた材料は全部使うし、こういうネタをこういう風に展開させるのか、と新鮮な感じを受けた。
ストーリーという山に登るのにあえて反対のルートを使ったとしても良いってことだね。

ipxqi