劇場公開日 2018年3月30日

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「思っていたよりエンタメ要素は多い」レッド・スパロー 銀蝿さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0思っていたよりエンタメ要素は多い

2018年4月21日
iPhoneアプリから投稿

ロシアが舞台ということでもっと重く閉そく感のあるイメージでしたが、思っていたよりはポップな印象でした。

スパイ映画っぽいハラハラするシーンや、わかりやすい噛ませ役も一人、二人出てくるので、重苦しくなりすぎずに楽しめました。
ストーリーも二転三転して面白い。
それに最後もしっかりスカッとさせてくれる。

ただ色仕掛けで闘うだけの女スパイ映画と思いきや、実際よく見ると彼女が色仕掛けを切り札として使う事はなく、もっと上手な仕掛け方を常にしてくる。
そんなところは流石にかっこいい。

ただアメリカのロシア嫌いのバイアスがかかり過ぎてるのが、少し鼻に着きました。
明らかに風刺なラストシーン含め、一貫して「ロシアは恐い、アメリカは優しい」という一方的なテーマが感じられた。残虐な拷問シーンもそのためかと思えてくる。

銀蝿