劇場公開日 2017年4月29日

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「生命の強さを感じる作品(誇張あり)」フリー・ファイヤー nadaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0生命の強さを感じる作品(誇張あり)

2017年5月1日
Androidアプリから投稿

「男たちの挽歌2」を観たとき、何故こんなに撃たれても死なないんだろう?と不思議に思っていたけれど、なるほど人間は意外としぶといらしい。
腕も脚も撃たれて這いずり回りながら、敵に対してヘイトを撒き散らす(もちろんFワードてんこ盛り)。今作品の限定空間でのサバイバルは、そんな泥臭さに妙なコミカルさが混ざり合い、いつの間にか癖のある悪党どもに親しみすら生まれてくるのが不思議。

一番のウリであるガンアクションは、「アクション」というには地味。なんてったって、みんなボロボロになって這いずり回っているんですから。だけど銃撃の音が非常に重く迫力があり、敵味方の位置も曖昧な状態なので、緊迫感は中々のもの。
人間の生命力の強さを感じたい人なら感銘を受けるだろうし、最近の流麗なガンアクションが食傷気味になってきたトリガーハッピーな人なら新鮮な気持ちで楽しめるかもしれません。

教訓その一
取引時の言葉づかいには気をつけましょう。
教訓その二
取引前のボディチェックはきちんとやりましょう。

nada