「アン・ハサウェイがとにかくキュート」オーシャンズ8　栗太郎さんの映画レビュー（感想・評価）

「男前」すぎる女性陣による華麗な頭脳戦。そんなクレバーな集団と相反する存在のアン・ハサウェイ。美貌を武器にのし上がってきたかのような彼女、実は相当にしたたかで、個人的にはそっちの方が爽快感を味わえた。
正直、サンドラ・ブロックやケイト・ブランシェットたちの振る舞いは、「小気味よいスマートさ」にとどまればいいが、「鼻持ちならないスカシ屋」に見えてしまう。そこを、アン・ハサウェイの小悪魔的なチャーミングさが緩和剤となる演出の妙。
ま、自分の武器を磨くっていうのは大事だね。自分に自信が持てる。彼女たちは皆、そんな表情をしていた。