劇場公開日 2017年3月18日

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「ケン・ローチは怒っている。」わたしは、ダニエル・ブレイク 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ケン・ローチは怒っている。

2017年11月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

変な話ケン・ローチ作品はイギリスの貧困層を少しドラマチックに、だけど現実を突きつけて来るのだけど、観ると自分がテンション高い時は落ち込み、落ち込んでる時に見ると、まだドン底ではないなと闇に光を照らしてくれるような気分になる。
で、今作はと言うと何なん?何でなん?国は貧しい人、弱ってる人を殺そうとしてるのか?と苛立ちと上手くいかないもどかしさを覚えた。
ダニエル・ブレイクと言う怒りっぽいけど真面目で筋が通ってて人に愛されてるキャラがしっかり描かれてるから、この制度の意地の悪さが際立って何とかならんのか?ととても引き込まれた。
ケン・ローチは映画を通して国の制度と戦っている。そして怒っている。

誰がダニエル・ブレイクを殺したのか?悔しさでいっぱい。

奥嶋ひろまさ