劇場公開日 2017年1月28日

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「こんな生き方があってもいい。華麗な世界における異端児の姿。」ホームレス ニューヨークと寝た男 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5こんな生き方があってもいい。華麗な世界における異端児の姿。

2017年2月14日
PCから投稿

悲しい

単純

寝られる

【賛否両論チェック】
賛:ファッション界で華やかな生活を送りながら、一方で実はホームレス生活を送るという、破天荒な生き方をしているカメラマンの姿が淡々と描かれ、思わず興味をそそられる。
否:1人の男性に密着するだけの作品なので、展開という展開もなく、見方によっては非常に退屈してしまいそう。

 ファッション業界という華麗な世界の片隅にいながらにして、一方では必要最小限の荷物だけを持ち、ホームレス生活を送っているという、非常に類まれな生き方をしているマーク・レイさんの姿が、とても興味を惹かれます。
 ただここで重要なのは、彼自身も決してその生活を望んではいないという点だと思います。やむにやまれぬ中での決断だという内容に、思わず考えさせられるものがあります。
 取り立てて可も不可もない作品ではありますので、ドキュメンタリーが苦にならなくて、気になった方は是非。

映画コーディネーター・門倉カド