劇場公開日 2017年3月3日

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「マリオン•コティヤール 再び三たび‼︎」アサシン クリード 琥珀さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0マリオン•コティヤール 再び三たび‼︎

2017年3月9日
iPhoneアプリから投稿

マリアンヌ、たかが世界の終わり、に続くマリオン•コティヤール祭りの第3弾‼︎
そりゃもう、言うことなしの大満足です(星5つは、極私的満足度)。
インセプション、ミッドナイト•イン•パリ、ダークナイトライジングの時もその美しさは際立ってましたが、今年のこの3本は全く違うキャラクター、しかも監督の演出意図を上回る演技力(監督に聞いたわけではないので個人的な推測ですが)と存在感に圧倒されます。
何度も同じことを言ってますが、作品の出来映えに関する評価とは別に『この女優さんが輝いていれば、それだけで映画館で観た甲斐があったと思える』数少ない才能の持ち主だということを改めて認識させられました。
作品としては色々と厳しい評価も多いようですが、マリオン•コティヤール、すなわちソフィア博士を中心にして鑑賞すると、科学者(職業人)としての信念と揺らぎ(伊藤計劃さん原作のハーモニーや虐殺器官に通ずる暴力や意識に関わるテーマもさり気なく、いや、しっかりと提起されていた、そうですよね?)、帰属集団(会社や職場や学校など)や父親との相克、あるいは理念のズレ、被験者との関係性等、現実社会でも見られる解決困難なテーマもそれなりに描かれています。だから面白いのか、と言われると困りますが。

そう言えば、アサシン教団の面々、最後までアラゴルンに見えて仕方なかったです。

グレシャムの法則