関ヶ原のレビュー・感想・評価
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鳴かせてみせよう、鳴くまで待とうなんて殺してしまえ、ホトトギス
鳴かせてみせよう、鳴くまで待とうなんて殺してしまえ、ホトトギス。
時代劇の軽いヌーヴェルバーグ実録風時代劇(苦笑)。
ザ時代劇!私は秀吉!徳川家康!をなんとなく期待はしてるが、全く違うものも見てみたい。
近所によくいたおばちゃんのようなノリの北政所。
近所によくいたおっちゃんの延長上のような家康。
リアル関ヶ原はセリフが聞き取れなくてもいい、合戦の敵味方もわからなくてもいい、という見方をすれば楽しめた!
石田三成と小早川秀秋のイメージが変わった
島津の退き口を期待したのにカットされた?数々の方言が出たが薩摩の言葉だけはさっぱり?
ちゃんと予習をして集中力を切らさなければ目の前に本物の戦国武将達がいるかのよう。スクリーンでこそ出来ることかもしれないが時間は感じない、というかやっぱり足りないので駆け足感は否めない。
それでもスケール感、装束、雑兵の野戦再現度などリアリティの追求が感じられる。
イノセンスみたいな音楽が邪魔。
島左近勢爆死演出も余計。
初芽くノ一の存在が懐疑的だったのは杞憂に終わって良かった。
柳生一族の見せ場ゼロで可哀想。
役所広司の家康は圧巻。
関ヶ原合戦時に時間経過と共に地図が出て欲しかった。
不発弾
皆さんがレビューしていましたけど、
早口と方言で聞き取りにくかった。
歴史に詳しい人じゃないと登場人物すら、
わからないだろう。
また、三成を中心にもっと深堀してほしかった。
がっかり感が満載、自分だけかと思って、
ネット見たら、周りも同じ意見だったから
安心したぐらいだ。
歴史の説明調の作品!
時間的には149分と長いのですが、
そもそも、このテーマでは、149分と言えども無理があるのでは?
作品のストーリーが薄くなってしまい、
歴史の説明調になっていました。
まあまあの4点です。
私は、静岡市出身で駿府城の近くで幼稚園から高校まで過ごしましたが、
NHK大河「真田丸」での山本耕史の影響で、石田三成が好きです。
当該作品も、
正義/不義を大切にし、不器用で実直な人間
vs
利害を重要視し、世渡り上手な人間
となっています。
戦国時代は、目線により全く異なる世界が見えますが、
最近は、正義感・倫理観・道徳心の欠如が顕著ですから、
石田三成が、より一層、格好良く見えました。。。
Michi
私の今年一番の映画作品
長文のレビュー、言葉遣いの不備等々があるかと思いますが、ご容赦ください。
さて、一言で言えば、今年見た映画で一番良かった。これにつきます。
これは本作を含め8月だけで3本の映画を劇場で鑑賞している映画好きとしての私の側面と、司馬遼太郎を読んで中高校生時代を過ごし、読了した著作の文庫本が3桁程度である司馬遼太郎好きとしての私の双方の側面より出した結論です。
本作は本編だけで2時間半。予告を併せるとおよそ3時間。これは近頃の作品時間としては長め。しかし、「冗長か?」といえば、決してそのようなことはない。一つ一つのエピソードが「関ヶ原」という戦国時代最大の合戦へとつながっていきます。
本作は「関ヶ原」という歴史上に存在した、あの時点におけるあの場所での大事件を描いた作品であるということが大前提。視点を仮りに石田三成に固定するならタイトルは「石田三成」にすればいいはずです。
本作はあくまで「関ヶ原」。この応仁の乱にその規模で劣るとも知名度では勝る戦を書くために必要とされる限度で、主軸は石田三成の視点を用い、対比軸として徳川家康の視点を用いています。そして、本作では石田三成との恋愛軸及び補足視点としての初芽の視点を用いているという印象。原作はもっと視点となる人物が多いですね。
そして、それぞれ背負っている背景も物語との関係性で描くことで必要最低限には「関ヶ原」に至る背景事情は把握できるのではないでしょうか。一本の物語の軸を感じられる脚本でした。
原作「関ヶ原」より内容が薄く感じられる方もいらっしゃると思いますが、私個人としては映画という数々の制約が存在する媒体において十二分に多面的に描いていると思います。そして、ちょいちょい司馬遼太郎の書く小話を想起させるやりとりや場面があって、うれしかったです。
俳優陣の演技も素晴らしかったと思います。主演の岡田くんは本当に時々アイドルだってことを忘れるくらいの演技力ですね。バーター出演もなく(それ自体を否定する気はありませんが、演技力に関してはどうも欠けているものを感じることが多いです。)、本作は俳優陣の演技力の高さが際立っていました。
カルト的人気を誇る(と私個人は思っています。)島左近についても平岳大がよく演じられていました。お父さんの故平幹二朗も素晴らしい俳優だったけど、岳大さんも素晴らしい役者ですね。
私個人としては西田敏行演じる徳川家康がとても印象的だったのですが、役所広司の徳川家康も素晴らしかったです。CGを駆使してあのたぬき腹を見せるなど役作りも徹底していて、表情の作り方なんかも“たぬきじじい家康”という感じが出ていて良かったです。
有村架純も明らかに演技力が向上したように思いました。
東出くんはやっぱり傑物だなと思いました。
滝藤さんは本作が一番のはまり役なのではないでしょうか?尾張弁がしっくりきてました。
西岡徳馬の前田利家なんか、もう「槍の又左、ここにあり!」って感じで格好良かったなぁ。
壇蜜もドラマで愛人の役を演じた時よりも眼に見えて演技力を上げられたように思います。やはり、妖艶とまでは言わずとも色香を感じます。
音尾琢真の福島正則もこれ以上ないはまり役なのではないでしょうか。あの馬鹿っぽさは緊迫した本作の雰囲気の中で唯一コミカルな要素だったと思うのですが、石田三成からすればあんな感じに思えていたんだろうな、という感じを絶妙に表現してました。なお、本来の彼は領地の知行を増やすなど必ずしも猪武者ではなかったように私は思うことを付言しておきたいと思います。
台詞がお国言葉丸出し+早口で聞き取りづらいという意見もあるかと思いますが、私からすれば「シン・ゴジラ」の方が聞き取りづらかったです。
監督が巨額を投じて自分の撮りたい映画を撮った。まさにそうかもしれません。原田監督の原作クラッシャーぶりはかねがね存じていますが、今回は作品としての調和性がいつも以上に高い作品ではないでしょうか。
再度劇場に足を運ぶ予定です。
三成の義、合戦シーンは見事
岡田准一くんの三成が強すぎて西軍が勝ってしまうんじゃないかと思うほど。
史実通りですが、合戦に至るまで三成が義を重んじている姿勢はよく伝わりました。
平岳大さんの力強い左近と滝藤賢一さんの老いていく秀吉が良かったです。
合戦のシーンは豪華ですが、秀次が亡くなるところから描くので、最後の方です。
有村架純ちゃんの忍びの娘のパートが少し長いかなところから思いました。
先日亡くなった中嶋しゅうさんの遺作になりました。
日本史勉強しとくんだった…
まず、当時の言葉を早口に、しかも大方のシーンは怒鳴るような発声で話しているので、何を言っているのか理解出来ないままどんどん次のシーンになってしまう。
ただでさえ日本史もよく分かっていなければ、戦国武将も分からない、関ヶ原の戦いは学校で聞いて以来ご無沙汰くらいの私には、まっっったく誰が誰だか分からなかった。
さすがに家康と三成のどっちに軍配が上がるかくらいは分かっていたが、三成を主役に立てているので破滅へのカウントダウンを観ているわけで…
ならばもっと家康を魅力的にするか、逆に極悪人にして三成を悲劇のヒーローにしてくれたなら良かった。
誰に感情移入して良いのか分からないまま終わってしまった。
せっかくの大規模なセットやエキストラ、各俳優の素晴らしい演技が勿体ないように思う。
ハイスピード時代劇という新ジャンル
かなり話の流れが早く、ソーシャルネットワークを思い出すほど。
あれは字幕だから逆についていけたけど、日本語でしかも昔の言葉だから脳内変換が忙しい。
叩いてる人は多分それについていけなかった人かと。
しかも滑舌が悪く一部完全に聞き取れない。
日本語字幕もしくは漢字で書かないとわからない言葉は補足の字幕を入れた方が良かったのではと思うけど、
それではドラマがしらけるんだろうな。
しかし、有村架純の初芽がとにかく凛々しくて素敵だし
岡田くんは不器用でやきもきするし
役所広司は政治家すぎてビビるし
キャラクターひとつひとつがとても良く描かれてて、
逆に濃すぎて時間が足りないのではという印象。
二時間ずつにして前後半にしたらもっとゆっくり話も聞こえて
ちょうど良かったかも。
伊賀者だけでスピンオフしてもらってもいいくらい。
バカバカしい戦国オタク映画。この人たちは何のために戦っているんだろう
その創作の一部が、日本史の常識になってしまったほどの、司馬遼太郎とNHK大河ドラマの功罪については、言わずもがな。まだ、高校生が信長になったり、現代の医者が幕末にタイムスリップしたり、徳川将軍が女性だったりするほうが、ぶっ飛んでいて罪が軽い。改めて"司馬遼太郎はフィクションである"。
本作は、日本人なら多くが知っている"関ヶ原の戦い"を、司馬遼太郎が歴史シミュレーションしてしまった壮大なドラマである。
これだけ多くの戦国武将の人格を創作されてしまうと、もう何が何だかわからなくなる。"ウンウン"とうなずきながら観るためには、戦国武将の名前が次々とそらで言える程度のウンチクが必須で、カットが切り替わっても、誰が"西軍"で、誰が"東軍"か分からない。
登場人物が多いわりには主役らしい主役がおらず、群像劇というにはひとりひとりが描き切れていない。徳川家康も石田三成も魅力のない人間だし、戦略と勢力争いに終始していて、大義がなく、"この人たちは何のために戦っているんだろう"的な意味では、公開中の「HiGH&LOW THE MOVIE 2 END OF SKY」と同じである(笑)。
戦国時代に疎い人にはまったく不親切な作品である。結論としては2時間30分でまとめることができなかった。ムリとは承知でエピソードを端折りすぎである。原田眞人監督はなんとも空しい作品を作ってしまった。
原作を読んでいれば、まだマシかもしれないが、かといって原作を読んだ人には不満のカタマリだろう。
本作に価値があるとすれば、俳優の演技や合戦の本格的な演出を観るためにほかならない。ロケーションやセット撮影は、レベルの高い歴史映画だと思う。
時代劇初挑戦となる、有村架純の忍び・"初芽"役も設定がイマイチ。もっと石田三成の愛妾として絡んでもよかった。初恋みたいなプラトニックで、ここだけ妙に違和感がある。彼女のファンにはいいかもしれないが・・・。
(2017/8/26 /ユナイテッドシネマ豊洲/シネスコ)
字幕、必要ですよ!絶対!
個人的には島左近がかっこよかった。
ただ、時代背景は理解しているつもりだったのですが…。
方言や早口が多く、聞き取れない。
会話の間がないので入ってこない。
三成の岡田くんでさえ早口で、所々わからない。
場面の繋ぎが断片的。音楽を途中で切ってしまってるところも…。
関ヶ原の合戦シーンもこぜり合いが多く、数万の大軍が戦っているような迫力がない。
字幕必要ですよ!絶対!
勉強してから来い
みんな、本読んで勉強してきたよな?じゃあいくよ。という感じでした。
多分、監督脚本の方は、詳しくわかってるんでしょうね。だけど、伝わってないなぁという印象。
セリフが、ボソボソが多いです。
三成がどうして戦うのか?とかいろいろあったのに、なんかこうなっちゃいましたという感じ。
カメラが近くて、折角の軍勢が活かされていない。
いまなら、上空から撮るとか、特撮使うとかできたろうに、、、。
配役で、福島、加藤の方は、違和感があった方が多いのではないかと思います。
何故か、ところどころで奇声を発しています。
北政所の設定が、思ってたのと違うので、これも違和感でした。
最初から、登場人物が落ち着きがない感じを受けました。やたらとイライラしてる。
伊賀の人達は、必要だったのかなぁと疑問です。池波正太郎さんの原作なら、忍びの者の設定もありかなと思いますが、、。
突っ込みどころ満載です。そんな戦い方する?そう構える?!え、三成は連絡係なのですか?
最後の三成本陣の囲まれて、爆発は?いま漢字でたけど、何だって?!
多分、テレビ放送でも観たいと思わないです。
岡田さん、有村さんなど劇場で観たいだけ方は、問題ないかと思います。俳優さんは、素敵でした。
全体的に盛り上がりに欠けて魅力の無い映画でした。 原作を表現するに...
全体的に盛り上がりに欠けて魅力の無い映画でした。
原作を表現するには圧倒的に尺か足りないとは思いますが、小山評定とか伏見城落城とか先陣争いとか、エピソードを絞って掘り下げて欲しかったです。
島左近の魅力も伝わらないし、ラストも呆気なくて残念。
歴史を知らないとチョット
豪華キャスト良い映画でしたが、監督のキャスティングか言葉が早口すぎて何を喋っているのかわかりずらかったのが残念です。映像は広大な大地をうまく使い良かった。
もう少し歴史を勉強しないとわかりづらいかな〜(>人<;)
面白かった
いやぁ、面白かった。長く感じませんでしたよ。え!? もうおわり?って感じでした。
確かに突っ込みどころはいっぱいありましたし、多少の知識ないと、展開についていけないとかはあるかもしれませんが、大雑把な表現のところも程よく、上手く雰囲気で伝わってきたし、必要なところにはしっかりと拘りをもった演出を感じました。
有村架純さんも役不足どころか、凄く良かったですよ。1ヶ所だけかわいすぎる表情があったのと、最後の登場シーンを除けば。何れも監督の細かいところへの拘りが欲しいところではありましたが。。。
総じて、迫力も十分だし、この時代に生きたそれぞれの武将たちの生きざまや、憤りや醜さ潔さ人間臭さ、いろんなものが面白かったです!
全414件中、301~320件目を表示