劇場公開日 2017年8月26日

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「映画館で観なくて良かった。」関ヶ原 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0映画館で観なくて良かった。

2018年2月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

司馬遼太郎は知っているが、原作を読んだ事が無い条件でレビュー。

台詞回しが独特なので不満が出る理由はわかる。映画館では聞きどりづらかったんだろうなと思った。
昔の時代劇映画等を観ている私にとっては理解出来る範囲であり、むしろ分かりすぎる現代他映画と一線を引いてくれたこの映画に感謝したい。

撮影は独特。むしろこちらの方が新しい試みをしているかの様。
しかし、関ヶ原の合戦に迫力が無い。赤白に分かれる運動会玉入れの様な緊迫感の無い戦いだ。

岡田准一、役所広司など人気俳優を起用しているが勧善懲悪な人物設定では無く、誰もがポジション的に中間の位置に留まらせているのには魅力に感じた。

ただ、味付けとなっている忍びの出番が多いのは如何なものか?と思ってしまう。

見終わった後、感想は「勿体ないなあ」と。
人気俳優だらけでは無く、実力重視で俳優を選定・制作してくれた方がまた違う魅力が出たかも知れない。

巫女雷男