劇場公開日 2017年10月7日

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「静けさが心地いい」ナラタージュ さりさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0静けさが心地いい

2017年10月8日
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鑑賞方法:映画館

観客が喜ぶテンションの上がる台詞は全くない。映像もどこか暗くて湿気があって特にナニという事件も起こらない。でも主人公たちの気持ちの行方を見届けたくて見続けてしまう。
曖昧でダサい葉山先生をずっと想い続ける泉と、嫉妬にくるう小野、最後まで自分の気持ちをハッキリさせない葉山先生。どの役にも納得できた。
華やかなオーラをもつ松本潤が 地味でダサいこの役をやるからこそ、この映画は成り立つと最後の主題歌まで聴いて少し救われたときに思った。じわじわくる映画なので、ぜひ映画館で集中して観ていただきたい。

さり