劇場公開日 2016年11月11日

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「アウトロー無双」ジャック・リーチャー NEVER GO BACK 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0アウトロー無双

2017年4月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

トムくんの中ヒット映画「アウトロー」の続編…と言うより、話的には全く繋がりは無いので第2弾と言った方がいいかも。
前作を覚えてなくても、トムが元軍のエリート捜査官に扮し、トムのトムによるトムの為のナルシスト映画って事だけ把握してれば、これはこれで難なく見れる。

スパイ容疑をかけられ逮捕された元同僚の女性少佐を救出したのも束の間、ある殺人容疑で追われる身となったリーチャー。
背後に、軍内部で蠢く陰謀が…。

前作はアクションを期待したら肩透かし、ハードボイルド・サスペンスとしても間延び感が。
それらを改善したのか、捜査モノ一本からプラス逃走劇となりスリルはアップ、アクションの見せ場もちと多くなった。
しかしながら、話の面白味は至ってフツー、前作同様暫くしたら忘れてしまいそう。(いや、完全に忘れる)
アクションもあのスーパースパイ映画での体を張ったスタントよりどうしても物足りなさを感じてしまう。
要はトムは、この“ジャック・リーチャー”というキャラクターが、自分をカッコ良く見せる事が出来ると気に入っただけなのかもね。

今回いいスパイスとなったのが、二人の女。
前作はロザムンド・パイクが巨乳で華を添えてくれたが、今回は「アベンジャーズ」のマリア・ヒル役で知られるコビー・スマルダースがバディに。なるほど、軍服やカッコいい役柄が似合う訳だ。
もう一人は、リーチャーの娘かもしれない少女、サマンサ。
父娘かもしれないのに二人のやり取りはぎこちなく、実の娘かもしれないのに冷たい接し方。完全無欠なリーチャーの不器用な人間の一面を覗かせる。
二人は本当の父娘…?
ロングブロンドは魅力的だが、惜しむらくは、もうちょっと可愛い娘だったら…(>_<)

勧善懲悪なサスペンス・アクション映画。
でも、悪の魔の手が迫ってるからとは言え、リーチャーもターナーもサマンサも、結構違法な事してる。
「96時間」よろしく、全てが許され丸く収まり、独善ほど質が悪いものは無い。
ちゃんと彼らも罰してね…(^^;

近大
こころさんのコメント
2020年10月3日

近大さん、遅くなりましたが、レビュー投稿10年目、凄いですね✨
皆さんの映画愛にいつも感心しています。

こころ