劇場公開日 2017年3月3日

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「R指定にする意味とは?」お嬢さん だいきつさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0R指定にする意味とは?

2017年3月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

完全に忘れてた。
R18だった。

付き合いたてのカップルには
なかなかハードルが高いので
見る前には要検討。

かなりの性描写。
オブラートに包むという
レベルのものではない。

包み隠さず行為そのものを
映し出すその映像は
猥褻と言って差し支えない。

けれど、主演の女優二人の
「美しさ」が優っていた。

なので、女性の方でも大丈夫だと思う。
逆に、ついエロさに目がいってしまう
男性よりもストーリーに集中できると感じた。

とにかくスッキと秀子が美しかった。
抜群のキャスティングだったと思う。

映像が綺麗だった。
日本が絡む映画の場合
いわゆる「再現率」を気にしがちだが
どうこういう以前に
シンプルに画面が美しかった。

キャストが話す日本語の拙さも
画面の美しさ・キャストの妖艶さ
そして脚本の素晴らしさの前では
さほど問題に感じなかった。
逆によく頑張っている方だと思えた。

序盤の立ち上がり。
良く言えばテンポよく
悪く言えばかなり淡白に
物語が進んで行ったため
初めは置いてけぼり状態になったが
中盤・後半と進むにつれ
次々と伏線回収。
見事だった。

見終わった後に、ふと疑問。
「R指定にする意味」を考えた。

あそこまでの性描写なしで
もし同じ映画を作ったら。
果たしてどんな映画になったのか?

リアルに「交合う(まぐわう)」
シーンは、映画に何をもたらすのか?

インパクトか?
説得力か?

ぜひ自分の目で確かめてほしい。

1800円の価値は十分にある。

だいきつ