「実話だけにまとめるのが難しかったのでは」チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話 waisighさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0実話だけにまとめるのが難しかったのでは

2020年5月31日
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友永ひかり(広瀬すず)は、同級生を応援したいためだけにチアダンス部へ入部する。しかし顧問の女教師・早乙女薫子(天海祐希)「目標は全米大会制覇!」によるスパルタ指導が待ち受けていた。普通の女子高生が全米優勝するまでの実話に基づいたストーリー。

ストーリーは何年かに一本ある、青春スポ根グループ映画(「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」など)にありがちなベタ要素が詰まっており、良くも悪くも見たことある感じ。
広瀬すずはこういう、元気で周りを引っ張る、一直線な学生をやらせたらピカイチ。
珍しく恋愛要素を早々にカットしたのは良かったと思う。

残念なのは、元の話があるだけにそれに合わせて展開が早すぎ急すぎで入り込めない部分。だから、全米優勝という顧問の目標と彼女たちのモチベーションが噛み合ってない、と感じてしまう。
最後のダンスも頑張りは見えるが、これで全米優勝と言い張るのは厳しい。

全員を描こうとしてグダグダになってしまった感。

waisigh