劇場公開日 2017年5月5日

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「ハラハラはするが、なんで?感が強すぎ。」ノー・エスケープ 自由への国境 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ハラハラはするが、なんで?感が強すぎ。

2017年5月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ジェットコースターに乗り込むときのように、無事に帰って来れるのはわかっていながらハラハラが止まらない感覚。
その緊迫感は十分ある。
ただ、なんでメキシコ人がアメリカを目指すのかの描写が物足りず。それを知りたいと思うのは自分が日本人だからか。当事者(アメリカ人、メキシコ人)なら説明不要の共通理解事項なのだろう。だから、国境を越える場面だけで十分映画の素材として成り立つのだ。
その意味で日本人である自分には、なぜあの白人が執拗に不法入国者をつけ狙うのかもわからない。ただのサイコなのか?もしかしたら何かの理由でメキシコ人に近親者(妻とか親とか)を傷つけられたか?あれではただの獣でしかなかった。その補足があれば、もう少し白人の心情にシンパシーを得られたように思えた。そこが残念。

栗太郎