劇場公開日 2017年4月7日

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「流れる時間と普遍的なもの」LION ライオン 25年目のただいま BARCA!さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0流れる時間と普遍的なもの

2017年4月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

迷子になったインドから遠く離れたタスマニアで人生の大部分を過ごしたサルー。ふとしたことから迷子であること思い出す…

ストーリーの中心にいるサルーを幼少期と大人になってから捉えたものであり、激しい葛藤に苛まれる様を見事に演じたデヴ・パウルのオスカーノミネートは当然至極に思えた。また、子役の子の演技力には驚かされるばかり…

グーグルアースという手段を知り、さらにそこから見つけ出すのに途方もない時間がかかった訳だが、挫折せず完遂したそのエナジーはサルーを取り巻く全ての愛から来たものだと感じた。生まれてから紆余曲折があれども、愛を育まれた青年の姿はどこか勇敢で、胸を打たれるものだった。
まさに彼こそが”ライオン”。

BARCA!