劇場公開日 2017年2月25日

「LBGTQとして生きていくこと、そして周囲の者は」彼らが本気で編むときは、 asicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5LBGTQとして生きていくこと、そして周囲の者は

2020年8月22日
iPhoneアプリから投稿

田中美佐子が 母親として

桐谷健太側の両親が 一人は亡くなってもう一人はボケてる事を
「ほんとラッキーよあんた」
「だってもし元気だったら理解してくださいったって絶対無理なんだから」

と 言い放つ率直さは、人としての常識さえ踏まえているならば最強である。
(人としての常識がないとこの場合モンスターペアレンツになったりもするが)

私の人生において 一番最初にLBGTQに触れたのは
小学生の頃の漫画だった。

私立の中学校の寮に入学してきた一人の少年と、彼の事をどうしても好きだと思ってしまい苦悩するもう一人の少年。

周りからのイジメは当然で
ラストは 女の子になって女子の制服を着た元少年が現れる事でハッピーエンド

途中の細かい部分はすっぽり記憶から抜けているが
「なるほど こういう事が世の中にはあるんだね」
と刷り込まれた。

こういう事は
周りになかなか実体を伴って経験できない場合
とても有効に働く。

この映画も LGBTQの全てを表すというのではなく
荻上さんらしい空気感を保ちつつ描かれている事
キャスト陣の素晴らしさ含め
(まとまりすぎてる という反論もあろうかと思うが)
まとまって一つの作品となっている事を評価する。

そして この映画における主題はまた それだけではない。
ミムラ 演じる 母親のネグレクト
バイオリン少年の母親 そして桐谷健太とミムラの母親

そう言った様々な母親が
人を育て または 育てず
人格形成に影響をもたらす。

こういった 題材として一見風呂敷を広げ過ぎたかに見えるものを全てひっくるめて
きちんとスーツケースにスッキリと収めてある心地良さ

いい映画だったなあ  と

見終えて思ったのである。

asica
きりんさんのコメント
2020年8月29日

こちらこそ、これからもよろしくお願いします。
ご自身も、体も心もお大切になさって下さいね。

きりん
2020年8月22日

kossy親分とのコメやりとり分かりづらくスミマセン😅

巫女雷男
asicaさんのコメント
2020年8月22日

NOBUさん Kossyさん
おはようございまーーす。

素敵って言うのはちょっと恥ずかしすぎる表現ですよ恐縮至極。
お二人ともいつもレビューが素晴らしくて
しかもそのみる数の凄さにもはや映画館に住んでませんか?と思っちゃいます😅

asica
kossyさんのコメント
2020年8月22日

おはようございます。
ほんとに素敵なレビューありがとうございます。
俺のヘンテコなレビューが恥ずかしくなってきます…

kossy
NOBUさんのコメント
2020年8月22日

おはようございます。
 ”LGBTQの全てを表すというのではなく、荻上さんらしい空気感を保ちつつ描かれている事”
 私は、この作品が公開時、不当な(と思えた。公開前に1って・・。)評価を受けていて、けれど鑑賞したらasicaさんが書かれているように、自然なアプローチで描かれており、とても、好きな作品です。
 いつもながら、素敵なレビューですね。
 では、又。

NOBU