「女性監督がこれをやるか?」恋は突然に。 きりんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0女性監督がこれをやるか?

2020年7月26日
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葬儀の当日から乱交が始まる。

息子の死を悼む母親の、その彼女の抑えた悲しみを理解しようともしないで。
・・まあ、これが現代若者気質というものだろう。

更に驚くべきは、脚本・監督が女性であることだ。同性に対してもこれだけの無神経な扱いや仕打ちが出来るものなのだろうか。

俳優も背景もとても味があるのだから、せめては新しい恋とベッドは婚約者の死後数年を経てからの物語には出来なかったのだろうか。
特に前半がいけない。まるで映画科男子学生のやりそうな低俗なソープドラマでした。
あの冒頭がなければ佳作だったのに。

そしてもう一点惜しむらくはカットされてしまった2つの未公開シーン。あれを残せば物語のウエイトは前半の衝動的濡れ場からより良き後半方向に移動したはず。

主演のジェニファー・ガーナーとジュリエット・ルイスを見たくて借りたDVDですが、そんな訳で残念。
レビューの少なさが失敗作の証左ですね。

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注:グレイ役の主演ジェニファー・ガーナーはベン・アフレックの妻だった人。
金髪のジュリエット・ルイスは「ギルバート・グレイプ」にショートヘアーで出演していたギルバートをレスキューする役どころのガールフレンドの子。

きりん