劇場公開日 2016年12月16日

  • 予告編を見る

「大河の源流」ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー みかずきさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5大河の源流

2022年4月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

興奮

シリーズとは違う作風だったが、小気味よく分かり易いストーリで、CGの迫力も十分で、面白かった。本作はスピンオフ作品であり、正直、あまり期待していなかったが、シリーズが滔々たる大河の流れだとすると、本作は大河に注ぐ前の荒々しく若々しい源流のようであり、シリーズの原点ともいえる作品だった。

シリーズが、衣装、元老院など、古代ローマ時代、ギリシャ時代を彷彿とさせる雰囲気で、欧州古代史とSFが融合した、壮大なスケールの宇宙スペクタクルだったのに対し、本作は、リアルで、泥臭く、現実的な雰囲気の戦いの連続であり、現代的なSFを観ているようだった。主要登場人物の年齢層も若く、エピソード4でお馴染みの登場人物も最後に出ているので、初物を観ているような初々しさ、若々しさがあり、シリーズの序章、プロローグという印象が強かった。

舞台は、エピソード3の後。帝国軍は、優秀な科学者である主人公ジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)の父親を探し出し拉致する。そして、圧倒的な破壊力を持つ巨大兵器デススターを開発していく。反乱軍に育てられた主人公は、デススターの完成が近づいていることを知り、仲間とともに、デススターの設計図を奪うために、帝国軍の基地に乗り込んでいく・・・。

本作は、エピソード4,5,6で反乱軍を苦しめたデススターに纏わる秘話、外伝という位置付の作品であるが、フォースの使い手、優れたリーダなどの絶対的存在感のある際立った登場人物はいない。名も無い反乱軍戦士たちと帝国軍とのリアルな戦いが繰り広げられる。反乱軍も一枚岩ではない、戦力的に圧倒的な不利な状況で、彼らは、反乱軍の勝利という希望を信じて命を賭して戦う。

鋭い眼光で、父親を奪われたという憎悪に燃えながら、命懸けで、揺るぎない信念で、がむしゃらに突き進んでいく主人公の姿は勇敢ではあるが切ない。主人公と父親の父子愛をベースにしているところはシリーズと同様でありスターウォーズらしい。

本作は、過去作のオマージュが盛り込まれてはいるが、今観るよりは、シリーズが始まる前の序章として観たかった作品である。そういう意味では、シリーズを全く観ていない人でも安心して楽しめる作品である。

みかずき
2022年6月14日

追伸、監督はスターウォーズを製作するのが、夢だったのですね。

美紅
2022年6月14日

また、どうぞよろしくお願いします!☺️

美紅
2022年6月14日

監督は、スターウォーズを製作するのも
夢だったのですね。

美紅
2022年6月14日

オマージュもあったのですね😃

美紅
2022年6月14日

遥かなる宇宙、デス・スターの兵器
反乱軍は、明るい希望を信じて戦う、大地の草原から、見守る少女の眼差し、が良く描かれていました。

美紅
2022年6月14日

こんにちは😃
スピンオフでしたが、観に行きました。

美紅