劇場公開日 2016年12月17日

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「1つ1つのやりとりはいいけど」ぼくは明日、昨日のきみとデートする ミネさんの映画レビュー(感想・評価)

3.01つ1つのやりとりはいいけど

2017年11月2日
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ミネ
まんてんさんのコメント
2017年11月2日

ラストの24時に消えるシーンですが、高寿の世界にパラレルトラベルしている愛美は
一日の時間の流れは0時から24時に向かっていて高寿と同じ方向に進んでいきますが、
日付が逆に進行してしまうため、高寿にとっての最後の別れの日から、
高寿の両親に会いに行く日(高寿にとっての29日目)の0時に移動してしまいます。

映画の中で説明はないのですが、愛美の世界から来た人たちは、本人の日付進行は
自分たちの世界の流れに支配されているため、24時と同時に拠点となっている家
(宿?)に調整のために引き戻され、そこで0時を迎える設定となっているそうです。

高寿の29日目、バス停で再会した愛美の複雑な表情は、そこに現れた高寿が、
前日の別れの感情を全く感じさせないことへの戸惑いと、会って二日目の人の両親に
会いに行く不安が入り混じったものなのかな・・・と思っています。

と、蛇足説明してしまう私も一か所だけ、演出意図がしっくりこない所があります。
ガーデンミュージアム比叡からの帰り、高寿の腕をとって引き留めるシーンです。
あそこだけが自分の空想や原作本で愛美の感情を埋められません。
できれば監督に聞いてみたいな・・・なんて思います。

まんてん