「我が家という名の監獄」裸足の季節 everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
我が家という名の監獄
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本来自由奔放で美しい5人姉妹。
古き慣習を重んじる保守的な祖母と叔父の家に引き取られて暮らしています。
彼女達の処女性を守る名目で、登校も禁じられ、お忍び外出の度に自宅がどんどん要塞のように改築されていきます。それが最後、皮肉にも末2人姉妹を守ることになるのですが。
禁じられれば禁じられるほど、探究心は高まる年頃です。青春の輝きを「クソ色」の服で抑え込むことに反抗し、最後まで己の人生の自由を求めた末娘は、諦めと共に慣習に流されていく女性達の理想でしょう。近親相姦もほのめかされている一方で、女性の環境に理解のある男性もいるのが救いです。停電させた叔母さんはナイスでした(^_^)
自由であること、選択肢があることがどれだけ眩しいか気付かされる、大変みずみずしい映画です。
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