君の名は。のレビュー・感想・評価
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やっと見に行きました!!
噂の「君の名は。」をやっと見てきました〜超〜大ヒットです今でも激混みです前から2番目のセンターで見上げてきました。
面白い〜あっと言うまの107分です。
男女の入れ替わりの〜ラブストーリーの軽いSF物的なイメージレベルの予備知識で見たのですが〜途中からおおサスペンス?ミステリアス?スペクタクル?と怒涛の展開して静かに8年経ちましてすれ違いの恋愛物を思わせぶって「タイトル」バ〜ンエンディング!!上手い良かったー感動的ー思いの目尻が熱くなる。
しかし観終わって一言
「タイムライン変更=が許されるにはXメン F&Pから?」
「お〜い!時間管理委員=タイムパトロールは?」
「過去を変えたら人が死なないとダメでしょ!」
基本パラレルでは無いでしょう!
映画のスマホはiPhoneが6と4だね〜見ていて違和感を感じ無かったーが後でびっくりだ!
iPhone4は2010年後半〜4sで2011年後半
隕石が落ちてた2011年から3年
iPhone6は2014年後半から5年と言うと
2021以降がラストシーンの設定と言う事ですね。
iPhone9か10の時代ですースマホは映ったかなぁ〜?
そうか「君の名は。」も何度も見ないとダメか〜確かに確認したい事もあるのでもう一度見たいネ!
映像、中身も良かった~!
評価が高いので観ることにしたのですが・・・予想をかなり越えた作品でした。ストーリーも初めて体験する流れでしたので先が読めずに期待しながら観ることが出来ました。画像も評判通りにキレイで画面のサイズ(アスペクト比)も少し違うせいか大きく迫力も感じました。二人の入れ替わりの時間軸をずらしてるので観た人によって解釈が変わり2回・3回と見ると新たな発見が出来る作品だと思います。
考察してみた(駄文)
祝100億突破
昨日初鑑賞ですいやーおもしろかった
浪人生なのに映画見てる僕を誰か叱ってください
映像や音楽ついてはみなさん書いてるので割愛
以下考察というか僕はこーゆー風に解釈しました
賛否頂けたら嬉しいです
劇中では世界線が2つあるというのが僕の見方です
基本的にこの2つの世界は同じ出来事が起こっていますが、彗星の降った日、つまり夏祭りの日以降の出来事が異なっています
三葉が死んでしまう世界を仮にA、
三葉が助かる世界をBとします
まず
瀧と三葉の2人が突然入れ替わりなんやかんやあって彗星の日の前日、三葉は瀧に会いに東京へ。しかし結果は思ったのと異なり三葉はショックを受け、おばあちゃんに髪を切ってもらいます
ここまではAとBどちらも同じ
ここからAの世界を順にたどります
彗星の日、三葉は浴衣を着て夏祭りへ
てっしーとサヤちんに髪について驚かれます
その後、彗星が落下して三葉は帰らぬ人となります
瀧視点だとそれから3年後、高校生となり三葉との入れ替わりを経験します
そして奥寺先輩とのデートの日を境に入れ替わりが起こらなくなります
理由はもちろん三葉視点だと彗星の日だったから
またなんやかんやで真相を知り愕然とする瀧
そこで宮水の御神体を訪れ、お供えの口噛み酒を口にします
ここまでがAの世界の出来事です
口噛み酒の力により瀧は
Aと全く同じ作りをした新しい世界線を新たに作り出します
その世界が作られる過程を断片的ですが瀧は見ています
三葉が生まれ、四葉が生まれ、おばあちゃんと暮らすことになるまでの過程を
こうしてAとほぼ同じに出来たのがBの世界
そして自分と既に死んでしまっていた三葉の精神をBの世界に飛ばします
ここからはBの世界での出来事になります
三葉が東京へ行き、髪を切るまではAと同じ
その翌日、彗星の日
目覚めた三葉には瀧の精神が移っています
学校でてっしーとサヤちんに髪について驚かれます
なんやかんやあって瀧(三葉)は山頂にいるはずの三葉(瀧)に会いに行きます
ここで御神体の前で目覚める瀧には三葉の精神が移っています
この三葉はAの三葉なので
町がなくなった景色を見て、自分が死んでしまったことを思い出しショックを受けます
その後なんやかんやで
三葉のおかげで町の人は救われます
その後宮水の伝統?の不思議な入れ替わりは
その役目を終え2度とおこらなくなります
その5年後、もう本当の事など忘れてしまった2人が再会しお互いの名前を尋ねて幕を閉じます
最後は三葉が生き延びたBの世界ですね
色々書いたけど大した考察じゃないねこれ(笑)
個人的に1番泣けたのは山頂での対面のシーン
好きな人を救いたいというためだけに
時間の差も、世界すらも飛び越えて
とても幻想的で美しいシーンでした
もっと見てたかった笑
以上まあまあ駄文ですね
とりあえずBlu-rayでたら買います
その前に誰か大学受からせて
普段アニメを見ない故の違和感か
友人に誘われ観ました。
感想を一言で言うと「違和感」。
普段アニメはジブリかディズニーぐらいしか見ないので、随所に「?」と思う点がありました。そのせいか全く感情移入ができなかったのが残念です。
まず、オープニング。
爽快な音楽と共にダイジェスト映像的なのが出てくる。(なんだ?なんだなんだ??一体何が始まったんだ!?)そんな違和感と共にスタート。
続いて随所に出てくる、不自然なエロねた。
(ちょっと待て真面目な清純系女子がこんな制服のスカート短いわけない、普通膝下だろ)(そんなおっぱい揉んだらイタタ!)(…ない。これはない。パジャマwith谷間は起こり得ない)(…おー!ついに再会!!ってここでおっぱいの話するのかよ…)(えー!ここでパンチラ?!ここでぇー!!!)
という違和感の数々。
全然なくても成立したと思います。
そして、デュエット的な掛け合いの演出。
例ですが、
男「あれから」
女「私たちは」
男女「何かを探しているっー!!!」
的なもう学芸会のレベル高いやつ、な違和感。
こういった要素に慣れていたらもっと素直に感動できたはずだ、と思います。
ただ、他の方の口コミにもある通り、映像と曲は非常に良かったです。素晴らしい。
ストーリーは中盤の展開が想定外で良かったですね。後半は再会過程がもう少し工夫されてればベストでした!
上記要素に違和感を感じない方には、ぜひぜひオススメしたい映画です。
君の名は。
一度予告を見て印象に惹かれてようやく観に行ってきた。
彗星を巡って起こる奇跡の恋物語。
本来出会うことのない二人が夢を通じ結び合う。
映像にパッと引き込まれ、気付いたら終わってた。最後までどうなるか読めなかった。
彗星がほんとに綺麗でぜひ映画館で観てほしい作品。
涙あり笑いありで素敵でした。
記憶って忘れがちだから、ちゃんとひとつひとつ大切にしなきゃなって思う。
今までのアニメで一番
単純な入れ替わりの恋愛物かなあと、思ってたが、ある意味タイムトラベルでもある。
声優も、よかったなあ。(⌒▽⌒)
2人の行動が、歴史を変え、さらに、2人の運命も。
空が綺麗でした。
アニメを映画館で観るのは何十年ぶりですが
空が綺麗に描かれているのが印象的でした。
テンポが良くて 音楽も映像と合っていて
とても楽しめました。
景色がとても綺麗でリアルで良かったですが
期待が大きすぎて
最後は(何かまだあるのかと思っていましたが)
思ったよりは泣けなかったです。
思い出して涙が止まらない。
とにかく感動したんだけど、感動という言葉ではおさまりきらない、もっとそれ以上のもので。
2人の距離感が絶望的に遠いんだけど苦しいほど近くて。
こんなに惹かれあっているのに届かない距離が儚くて切ない。
それでも必死にお互いを探す2人の姿に胸が締め付けられる。どうしようもなく心打たれる。この一生懸命さ、このピュアさ。
この現実ではなかなか無い設定(入れ替わってるっていうのもそうだし、時空の歪み的な意味でも)だからこその特別な距離感が素晴らしかったなと思う。
あととにかく色彩、映像、音楽の美しさ。
それに主演2人の声の質や表現力、素晴らしい。
特に色彩の美しさでは、最初の彗星が落ちるシーン、まだこの彗星がどんな意味を成すか分からなかったがその美しさだけで切なくなって何だか泣きそうになってしまった。
2人の住む対照的な街、糸守と東京だが、どちらも魅力たっぷりに描かれている。
私は東京に住んでいるが、東京って楽しそうだなとワクワクしたし胸が踊った。
糸守は神秘的で、自然の美しさ、田舎特有の雰囲気がすごくよく出ている。あの事故で無くなってしまうというのもありとても儚い街のように思える。
どちらも1度訪れてみたくなる、すごく魅力的な街。
映画が公開される前から、2人が入れ替わるという設定、恋愛もの?というのは分かっていたが、そこにトリック的な要素や人間の感覚的な要素が入っているのが良かった。
何か大切なものを忘れてしまったという感覚や、ずっと何かを探しているという感覚はすごくよく分かる、共感できる。
トリック的なことは、2人の間の時間のずれが分かったところはゾクッとした。物語が急展開するのが、何かが壊れていく感じがして凄く怖くもあった。そしてこのスケール感。入れ替わるという設定はベタで平凡だが、そこにあの事故や時間のねじれを組み込んでいるというのが天才としか言いようがない。
どれだけ考えればこんな物語を生み出せるのか。奇跡としか言いようがない。この物語を産んでくれたことに本当に感謝である。
見ればとにかく胸がいっぱいになる。大げさな表現と思うかもしれないが、この映画を見れただけで生きてて良かったとさえ思えた。本当にそう思って、自分でもびっくりした。改めて映画っていいな、物語で素晴らしいなと思えた。
見る人をそんな気持ちにさせてくれる希望に満ち溢れた映画だった。
ある意味、監督の意図通りか…?
周りの薦めと評価の高騰もあり、一緒に観に行く人もいたので観にいきました。
私個人としては、音楽(挿入場面含め)や映像などよかったと思う場面は多かったです。
また、主役二人が絡むシーンなどの演出も良かったと思います。
よかった部分も多かったのですが…
ストーリーや心理描写、設定など作り込みの甘さが目立ちすぎて…
正直、この物語に入り込めず…
映画を観て、良い物を観た!という気分ではなく、
こういう映像と音楽を漠然と見て聴いて、これイイね~
って感じでした。
『この作品は音楽も物語のテンポも過剰な作品。(人気バンドの)RADWIMPSのようなロックをテーマ曲に採用したこともシネフィル(映画通)には不評かもしれない。でも、そういった層に背を向けられても、新しさや過剰さ、疾走感を「良い」と思ってくれる大きな層を狙いたかった。』と監督は言っているが…
まぁある意味狙い通りではあるんだろうが、
曲云々以前に『音楽も物語のテンポも過剰な作品』が全てな気がする…
上記コメントの後に『そういう意味では、僕の決意表明のようなものです。』と言っているが…最終的に『自分としては、この先、もう1本か2本はサービスに徹した作品を作りたい。』とも言っている時点でこの監督も客を嘗めてるとしか思えないし…
ストーリー的にも日常にSFを取り入れてるからって何でもご都合主義とか…
タイムスリップ系(タイムリープ?)で良くある二つの設定をごちゃ混ぜにしたり…
紐のお守りは最初から持ってるのに、入替りが原因で三葉が東京行ってるって事は、『全てはもうすでに決まっている』パターンのタイムスリップなのに
後半のタイムスリップは瀧が行動を起こした時点で過去改変が起きている、ドラえもんとかBACK TO THE FUTUREとかのパターンという…こんなの物語を書く人がやっちゃいけないでしょ…
後付の記憶消える設定出てきたり…(何でばぁちゃんは入替ること覚えてるんだ?)
各人の心理描写的にも何時から好きになったとか、その関連の心理描写もないのに、先輩が色々感づいてたり…(後々の先輩の登場とか、先輩はエスパーとしか思えない)
最後なんて(シーンの魅せ方は好きだけど)SF的な力が働いていたとしてもあれで出会えるとか…(劇場で観ててレアポケモン見つけるより難しいだろうなと思ったわ…)それにあの声のかけ方がナンパにしか見えんかった…
映画を観る際にストーリーに入り込む方や登場人物に感情移入する方にはお勧めしないかも…
すっきり終わったけどbadでもいい!!!
(ネタバレ注意)
最後二人が再会できるっていうのは 見ている側もわだかまりなくすっきり 劇場をでられるからいいのですが。ほんとに 良い終わりかただとも思ってますけど、別ルート映画つくってほしいと思うほど、最後、東京で再会しなくてもよかったとも感じました~。
地方の本来の意味が薄れつつある行事、都会とは全然違う自然、田舎の風景、スカートも短くカワイイjkがいても非常にノスタルジックな雰囲気があったよねー。入れ替わりの時期も人生のうちでいえば短かった。きれいな彗星で町が消えた。瀧くんは記憶が消えてきても手がかりだけでさがした。村の人を避難させるのに瀧くんも三葉も必死になって、三葉のことも好きになって一生懸命生きて輝いてた時間だと思う。もし 三葉が父親に行く途中でその時が来てしまって、最善を尽くしたのにやっぱり救えなかった。。ということになったとしたら。記憶の薄れてく瀧くんにとって後々ぼやけた存在になって消えてしまうかも知れないが、あのとき何かに必死になっていた、とても美しい景色を見た程度の一時の思いでになってしまうかもしれない。が、そちらのほうが 映像の美しさと儚いながらも美しい思い出という合わせになって幻想的ではないだろうかと思った。再会して これから二人で話したりデートしたりするんだろうなーと考えてしまうとどうも現実に、日常に戻ってしまう。あそこまでの非日常を見ておいてそれはもったいないような気もした。
あーこれは再会エンドか、とわかった瞬間に後半ずっと我慢してた涙がひっこんでしまったので、ちょっと違う!と思いましたw
ある時期の特別な体験、一瞬で消える村、刹那的な美しさであってほしかった~ということです!三葉には悪いのですが、、w
でももう一回みたいな~~
あざとい
悪くはないんだけど。観に行って損はしないとは思うんだけど。
予備知識を一切持たずに観に行ったので、中盤、単なる入れ替わりではなく3年のタイムラグがあったこと、三葉と糸守町がどうなったかを知ったときは驚いた。
でもその後の展開は安直かつ恣意的。
唐突に「忘却」設定が出てくるし。今まで記憶に問題はなかったのに、どうして急にそんな話になるの?ああそうか、クライマックスかラストで「君の名は?」ってセリフを言わせたいからか・・・ほーらやっぱり言った(笑)
勘ぐれば、「君の名は」というタイトルが先にあって、無理に話をそれに合わせた感がしてしまう。オリジナルは知らないけど、それでもこのタイトルでなければアンテナに引っかかることはなく、おそらく観に来ることもなかったから、そこはまんまと引っかかったわけだけど(笑)
この忘却設定がなくても話は成立したろうから、後半の展開に少しシラケたのが残念。
なに?プロデューサーは川村元気か。
・・・そうか猫で引っ掛けた次はこれか。
あざといやつだな。
それと彗星の核が分裂してから墜ちてくるまでの時間が短すぎ。軌道計算して避難指示を出す程度の時間もないって(笑)
つか、そもそも分裂したばかりの核が燃えていたぞ!!あれは地球の大気圏内の出来事だったのか!!
・・・んなわけはない(笑)
そんな近くまで接近してたら本体の方が地球に衝突する(笑)
まあ、地球からあれほどの大きさに見える分裂核が地球に衝突して、あんな小さな町の一部程度の被害で済むのかとか、彗星に関してはツッコミどころが多すぎて失笑するしかない。
ファンタジーなら何やっても良いと思ってるか、メインの観客層(高校生~20代?)の知的レベルを非常に低く見積もってるか、どっちかな?
青春時代の追憶
予告編を見た時より、三葉が可愛い。
男女が入れ替わる設定が楽しいが、昔の時代なら携帯はなく紙にしか書けないので相手には確実に名が伝わったか?
前すぎる席で見たが、画面の造り込みが繊細できれいで、すっかり糸森の世界に吸い込まれた。
ただ、少し考えた点が2つあるが、この映画はあくまでラブファンタジーの世界にとどめるということなんだろう。
①彗星のかけらが町を消滅させる規模なら、恐竜が滅んだように地球規模の大変動が起きるはずだが、ただ、穴が開いて湖が大きくなっただけ?
②あの町長始め役場の対応で、住民全員が助かるとはとても思えないが、そこを追求しすぎては「シンゴジラ」の世界にいってしまう?
全体としては、ジブリの作品にはない、恋愛と時空を超えたSFとしての秀逸な映画に仕上がっていて、見ていて飽きない。
わからない
どこで泣くのかさっぱりわからず、風景、背景の描写の美しさと人物のチャチさの反比例がすごいなと思い、祖母と母には赤い糸の運命はなかったのか?
父も入れ代わりを思い出して、そして協力したから町民が救われたという結末か?なんて推理しながら観たから終わった時置いてきぼり感半端なく。皆様の涙腺がわからなかった。
先輩とてっしーの友情は熱くて好きでした。
2人が惹かれ合った理由
2回鑑賞。
最初のタイトルバックで三葉の巫女姿を観た時に、ただの青春ラブコメじゃない予感はしていたけれど、中盤で三葉の運命を知らされた時にはやはり愕然とした。
そして、そこから運命を変えてやろうと2人が必死になって駆け回る様子には自然と力が入った。
手元のハンカチがいつの間にかヨレヨレになっていた。
一度目に観た時には、確かに瀧と三葉がいつ惹かれ合ったのかがわかりにくく、唐突な感じがした。でも、自分なりに消化して二度目に観た時には、画面の中にちゃんと描かれているのがわかった。
三葉が瀧に惹かれたのは、その行動力だ。
政治家の父や神社という家業に委縮して本当の自分を出せず、今の環境から逃げたい逃げたいとだけ思っていた三葉。
入れ替わった瀧がクラスメイトにたてついたり、ただのベンチではないカフェを友人と作り上げたりと、今ある環境を自分なりに変えていくことは三葉には出来なかったことで、それが憧れに繋がっていったのだろう。
瀧が三葉に惹かれたのは、コミュニケーション力だ。
根は優しいけれど、ケンカ早くて武骨で、あまり社交的ではない瀧。
でも入れ替わった三葉は、ロクに話せたこともない憧れの先輩とも、男友達ともすぐに仲良くなり、むしろ自分よりも好かれている節もある。
「俺の人間関係変えるな!」と怒りつつ、三葉に憧れていったのではないか。
そして、ターニングポイントはあのご神体にお参りしたところだ。
三葉を育んだ「ムスビ」という思想。
瀧は三葉が地元で抱えている葛藤や背負っているものがあそこで腑に落ちて、一気に身近な存在になったのだと思う。
その過程を丁寧に描くことも多分出来たけれど、それよりもコメディーの中でスピードを落とさず一気に見せることを、新海監督は選んだのだろう。
これまでの監督作品は、2人が近付き離れる過程、ちょっとした心の揺れをこれでもかというくらい丁寧に描くものが多かったので、今回はかなりの挑戦をしたのではないか。
わたしにはそれが、心地良かった。
この映画に出会えて良かった。
少しだけアニメ耐性が付いたおっさんは「君の名は。」をこう見た。
今年の抱負のひとつにアニメ映画に果敢に挑むという、一体何に対しての挑戦かというと、ブログのため、という程度なのだが、今年は、半年以上すぎて意外と映画を観れていないことに気付き、連日連夜大盛況の本作を鑑賞。
「君の名は。」
まあ、想像してた通りなのだが、「おっさんの中二病的妄想シーン」を断続的に綴り、ハイライト的に楽曲をもって疾走感をあたえ、その間を美しい画と演者の演技で一気に、矛盾やいい加減なところを「だましだまし」で最後までもっていったものだった。
「君の名は。」=「STAND BY MEドラえもん」-「感動ポ〇〇」
「君の名は。」≒「ソフトポ〇〇」
というのは少し言い過ぎだが、本作「STAND BY MEドラえもん」の「感動ポ〇〇」と評された現象に近いものはあるが、この本作のうまいところは、みんなが見たいと思っているシーンをつなげる際、全くうまくいっていない整合性、連続性を「すき間」「余韻」「謎」として「だましだまし」でうまくつなげたところにある。
登場人物に感情の連続性が全く希薄なのだが、「シーン」と「すき間」と「疾走感」で「魅せる」映画となっている。
そういった場面場面に心揺り動かされる世代、年代があるのは理解しているつもりだし、実際オレも通ってきた道だし、高校生はこのセカイ感に憧れ、妄想することだろう。
実際、リピーターが多いのはこの「すき間」にあるのだと思う。
これはこれでイイ映画だ。
だが映画バカのおっさんには、作者のお気に入り展開、シーンをぶつ切りでつないだらこうなりましたという映画しか見えず、通してみれば、やはり何も残らない。
ここはおっさんとしての意見を言っておこう。
君たちがいずれ迎える20代はそんなもやもやを抱いて5年間も過ごしたりなんかしない。どこかで出会ったから、心にずっと残っていたから、5年もモヤモヤ生活している、なんてことはない。
そんなあいまいなモノは日々の生活に忙殺、娯楽に浮かれまくってあっという間に忘却の彼方にと追いやられる。20代前半の狂ったようなスピードの日々を知っている俺は、例えアニメとはいえ、その「無我夢中の20代前半」を知っているオレは、そこにリアリティを求めるから、このラストではだめなのである。
そんなおっさんから見ると、ラストは、あれでは、お互いイケメン、美女が偶然目が合って、お互い「本人が勝手に思い込んだ、運命という名のカミナリ(ここでは隕石か)」に打たれて、思い切って「ナンパした」としか思えないのである。
いや、まあ、それはそれで、そっちのほうがリアリティがあるので全然いいんだけど。
映画のデキとして難点としては、特に、これを言っては元も子もないのだが、「入れ替わり」の設定がこの物語に特に活きていないように思える。入れ替わったときの性格の違いがコメディパートでは楽しく描かれるのだが、「入れ替わった」効果が「あの危機」を救うことに直接つながっていない。
まあ、これこそまさに「入れ替わってみたい、入れ替わってみれたら」という妄想を満たすだけのものであることには違いないのだが。
話題の美しい画についても、確かに場面場面を大変美しく彩る。だがやはり作品に感情の持続に、感情を加速させるものも決して多くない。
追記
それでもうまいなあ、と改めて思うのが、「忘却」と「すき間」の「だましだまし」の構成。
携帯電話の使い方、記憶の扱いについても、映画バカのおっさんからすると、もうすこしうまく使ってほしいなあと思うほど、難ありだが、これも「すき間」として機能しているように見えるから大したものだ。
やっと見れた!そして、最高だった!
2/19の月曜日に有給を取り朝イチの上映を見て、見終わってから、いても立ってもいられずに、次の上映のチケットを買っていました。
今までの新海監督の作品とは少し違い、とても明確なハッピーエンドであったと思います。
帰ってから色々と新海監督のインタビューなどを見たのですが、
『面白く楽しいエンターテイメントにしたい』
『ちょっと分からないと思われない作品にしたい』
この想いが貫かれていたと思います。
ここからはネタバレ注意
この作品の肝の遠い距離、遠い時間、そして生と死を考えると、今までの新海監督作品の集大成なんだなぁと感じます。
一周目を見た後に、時の隔たりを感じるヒントがどこかにないか気になり、2周目を見ていましたが、
お互いの持つおそらくアイフォーンと思われる機種の違いや
カレンダーの日付と曜日にずれがあったり
といろんなところにヒントがありました。出てくる列車や建物も違いがあるのかもしれないですね。
そして、一番気になったのが、2周目で最後に感じたことで、
ラストで『君の名前は……』と二人が声を合わせて言葉をつむいだ後にエンドロールに入るのですが、このあと、二人はお互いの名前を呼びあえたのではないかと…
隕石落下の日のカタワレ時、御神体のところで、二人の時間が通じますが、その後に名前を忘れてしまい
瀧は『名前は!?』
三葉は『君の名前は!?』
と、ここでは明らかに疑問形で叫びます。
でも、ラストの『君の名前は……』はイントネーションが疑問形ではなく、普通に聞こえるのです。
この作品の、英題は
『your name』
「what's your name」
ではないです。
そして邦題は
『君の名は。』
と「。」で終わり言い切っています。
とても気になり、昨日出勤前に本屋により、小説を読んだのですが(角川文庫版が売り切れていて、角川つばさ文庫版でしたが…、)、
文字に起こされたそれは、
前者は『君の、名前は?』で、
後者は『君の、名前は、』
となっていました。「、」で終わっていて、その後に言葉が続くような終わり方でした。
完全に私の希望ですが、そうならとても素敵だなと感じました。
小説では、本編で触れきれていないところが文字になっており、ぜひ読み込みたく、出来れば、アナザーストーリーも読んでみたいと思いました。
お金と時間があったら、また劇場に行きたいですね
予想外な展開
公開当初は関心が薄く
見に行くつもりもありませんでしたが
評判の良さ、そして
時間が空いたから気まぐれで
見に行ったら満席でチケット取れず、
とっても気になってしまって。
やっと見れました。ほぼ満席。
序盤は入れ替わりに戸惑う姿で
男女入れ替わり系ではわりと
見たことあるような場面が続きます
そのシーンもかわいらしくて
微笑ましく観れる感じです。
しかし物語中盤、入れ替わりの秘密?に
気づき始めるあたりから
鳥肌が止まりませんでした!
え?どうなるの?
どうして?と夢中で物語を追いかけてました。
個人的な見所は
三年前、三葉が瀧くんに会いに来るシーン。
このとき、ふたりはあまり身長差はない。
でも、彗星の日、黄昏時にふれあえたとき!
滝くんの身長が伸びてるーーー!
三年の月日を感じてなんかぐっときました。
景色が総じて綺麗ですね。
飛騨高山、行きたくなりました。
ちらりとですが地元、名古屋が
写ったときは見覚えのある改札に
地味にテンション上がりました。
たぶん、また見に行きます
時系列を理解した上でもう1度
ちゃんと観たい!
おっさんのファンタジー
『シング・ストリート』がそうであったようにこの作品も監督が同い年。だからというわけでもないだろうが、映画としてはこわいくらいにすんなり染み入ってくる感じがする。懐古趣味といってもいい今作はアラフォーにとって極めて映画的であるからだろう。
同い年のおっさんが赤い糸で結ばれた運命の人との出会いをけっこう真正面から描くという、それこそ赤面ものの行為をどう評価するべきか‥‥いや泣けたんだけども。新海作品はほとんど知らないしどちらかと言うと避けてきたから、今作が彼の作品群の中で異質であるという評価はなるほどそうかと思う。
なぜそうなったかという説明などはまったくされないまま進んで行くSF的仕掛けだったりまったく響かない楽曲群だったりかなり非現実的な人物描写だったりで苦笑いさせられるのだけども、まあよく知っている国産のアニメ映画的な性質なので受け入れられる。
それでも何故「3年のズレ」という設定にしたのかは考えるだけ無駄なのか?なぜお互い気付かなかったのかは「忘れた」ってことでいいか。この辺は何だか作家の個人的な想いを感じるがまあいい。3つ上にいたのかね‥。
さて、普通に考えたら3年という時間の経過がないと彗星の惨禍について(瀧の)記憶が薄れないという判断はあっただろう。でないと糸守町でピンとくるはずだから‥(バカらしい‥)。でも実際そのようなものだろうし、それを現実に照らすとあの3.11のショックは東京の10代にとって3年で風化するものに違い無いし、他の世代にしても往々にして通じる感覚だろう。だから「それでいいのか?」ていう提示にもなっていると思わなくもない。
そして実は最初から精神だけでなく時間軸も超えて入れ替わっていたからこそ、最後はそれを利用して災害から町を救うということが出来ることになる。しかし口噛み酒がその媒介になるとか凄すぎる。そこは紐で良かったんじゃ‥。
ラストでは彗星落下から9年後の時点ではあの入れ替わりの記憶を失くしているが「どこかで誰かを探している」瀧。それはおそらく三葉も同じだったというのだから気の長い話。端から見ればヤバい二人なんだけど‥純愛というかオカルトなんだけども「会った瞬間にわかる」というのは何だかグッとくる。そしてお互いが次の駅で降りて駆け出してとうとう出会い、それでも「変なヤツと思われたら‥」という不安を振り払って言う「どこかで(会った?)‥」からの「君の名は。」うわあ何て恥ずかしい作品なんだよ。泣けるけど。
ちなみに瀧は律儀なところがあるのでこの時点でも童貞くさい。三葉は違うと思う。もう一回見たくなったな。
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