劇場公開日 2016年10月29日

「もう少し被害選手の葛藤が欲しかった」コンカッション 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0もう少し被害選手の葛藤が欲しかった

2018年6月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

アメリカ人はパワーを主体とするものが好きだ。
車しかり、スポーツしかり。
パワー通しのぶつかり合いも大好き。
プロレスしかり、NFLしかり、NHLしかり。

NFLなんて、他の国の人から見れば「なんでこのスポーツ異常に人気があるの?」なくらいアメリカでは大人気。人気なモノには金が集まる。金が集まるモノにはリスクがある。そんなリスクを取り上げたお話である。

ストーリーの流れには王道。巨大な権力に立ち向かうが色々な邪魔が入り、それでも頑張り的な。淡々と進み、淡々と終わります。

過去の実際映像も含め、実際こんな話がありましたよ的ですので内容は文句は無い。だが、今回はその内容をそのまま演技しました感が強く、別に医師オマルをウィル・スミスでも無く医師バイレスをアレックでも無くて良いのでは?感が強かった。途轍もない演技力が要らないのである。ウィル・スミスが、ゴールデングローブ賞がノミネートのみだったのには納得である。被害者の葛藤も薄いですし。

NFLに興味があり、裏話を観たい方には良いかもね。
ただスポーツ競技の裏話としたら、前に観た「疑惑のチャンピオン」の様に内容に新たな発見など無かった為この評価です。

巫女雷男