劇場公開日 2016年6月18日

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「ラストは禁断の領域へ。迫り来るダブルの恐怖!!」貞子vs伽椰子 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ラストは禁断の領域へ。迫り来るダブルの恐怖!!

2016年7月5日
PCから投稿

悲しい

怖い

興奮

【賛否両論チェック】
賛:2つのホラー映画の世界観を踏襲しながら、ヒロイン達の恐怖を克明に映し出す描写が秀逸。恐怖も2倍(笑)。
否:当然ながら、急に驚かせるようなシーンがかなり多いので、苦手な人には絶対に向かない。

 日本を代表するホラー映画の激突ということで、当然恐怖も2倍です(笑)。呪いに怯え、必死に振り払おうとする人々を、まるで嘲笑うかのように迫り来る貞子と伽椰子、そして俊雄。どこから襲ってくるか分からない特有の緊迫感に、上映中ずっとハラハラさせられること必至です。
 あまり言うとネタバレになってしまいますが、シリーズのお約束シーンも多数健在です。恐怖に駆られたヒロイン達の心理が、刻一刻と近づく命の危機と共に、巧みに描かれていくのも必見です。
 ラストも賛否両論あるかとは思いますが、宣伝文句の「日本ホラーの歴史を破壊する」という言葉は、言い得て妙ですね(笑)。気になった方は、怖いもの見たさに是非ご覧になってみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド