劇場公開日 2016年6月18日

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「盛り上がらなかった。」貞子vs伽椰子 ONIさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5盛り上がらなかった。

2016年6月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

かなり期待値を上げすぎた。
白石監督のフェイク(POV?)っぽい作りのものは好きなのだけど、劇映画っぽいものはやはり苦手。特にメインの女子大生コンビのやり取りに全く乗れない。今時どんな女子大生の会話かと思ったり、女子高生も全く死んでいる(ある意味玉城さんがホラーヒロインやったほうがよかったのではと思うくらい)。小学生も死んでいて(生き生きしてないということ)、カットを割られるとこうもつまらなくなってしまうのか、と、心は対決に向けて乗って行きたいのに乗れず。
意外に既視感のある恐怖演出ばかりで(まあ既視感あるキャラクター紹介だからしょうがないのだろうけど、その両方にも既視感のあるものを超えた怖さ、面白さがなく)ラストに向かっていく。
白石監督っぽい霊能者の一連は趣向が効いてるけども、これもカットを割られてのお芝居がなんとも空回りので乗り切れない。ここが一番意外だった。そして、対決の場所におびき寄せられるが、そもそもその段階で恐怖の2大キャラクターの神秘性は崩壊して、その対決も実にあっけなく終わってなんだか大作感(?)はほとんど感じないで終わる。
場内クスクスしてるカップルも多かったかけど、怖さ、笑い、はまる人ははまるのかもしれないけど、どちらにも満足いかない出来だった。

ONI