劇場公開日 2016年1月30日

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「予想を痛快に裏切る展開。上質なアクション・サスペンス!!」SPOOKS スプークス MI-5 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0予想を痛快に裏切る展開。上質なアクション・サスペンス!!

2016年2月6日
PCから投稿

怖い

興奮

知的

【賛否両論チェック】
賛:組織よりも正義を選び、孤独な戦いを強いられる主人公達の姿が、非常にカッコイイ。裏切りやどんでん返しが続く展開も魅力的。
否:実際にはありえないような、諜報機関の緩いシーンもあり、本格派には不満が残りそう。

 テロを阻止し、テロリストを捕らえるために、敢えて一匹狼として戦い続けるハリーの姿と、そんな彼に振り回されながらも、同じように孤高な戦いを挑むホロウェイの雄姿が、非常に痛快です。
「ここは、善人には生きられん組織だ。」
とホロウェイに語るハリーのセリフが、印象に残ります。
 また、油断していると、気持ちいいくらいに予想を覆していく、裏切りやミスリードの連続で、まさにサスペンスの王道を行く感じが、またステキです。
 ただ難点を言えば、本部のセキュリティがメチャメチャ甘かったり、捜査員が簡単に殺されてしまったり等、あまり現実味がないようなところでしょうか。本格派の方には、やや納得がいかないところかと思います(笑)。
 基本的には、サスペンスや刑事ドラマが好きな方向けの作品です。

映画コーディネーター・門倉カド