劇場公開日 2016年6月18日

  • 予告編を見る

「テーマが重い&見応えのある作品。 普通の家庭に見えるが、崩壊してい...」葛城事件 キッスィさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0テーマが重い&見応えのある作品。 普通の家庭に見えるが、崩壊してい...

2017年7月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

テーマが重い&見応えのある作品。

普通の家庭に見えるが、崩壊している。

父親:昭和のような厳格、理不尽、わがまま、人のせいにする、DV、自分のいうことは絶対で、力づくで家族を自分のイエスマンにしようとする。

母親:大して好きでもないけど結婚し、2人の息子を甘やかして育て、自身は料理をせずにコンビニ弁当や店屋物で生きている。夫に服従し、精神を病む。

長男:一番まとも。リストラされたことを家族に言えず、のちに自殺。

次男:引きこもり&ニートで父親の暴力の対象。のちに無差別殺人。

殺人事件が起こり、死刑を反対して獄中結婚しようとする変わり者の女性と父親の平行線な交流と殺人に至るまでの崩壊具合が交互に描かれる。

食事のシーンはしばしば幸せの象徴として描かれるが、最後の晩餐がDV避難先のコンビニ弁当だったのか、と思うとせつなくなる。

まったくハッピーエンドではない、ずーんとした思いになるが、こういう作品も嫌いではない。

キッスィ