劇場公開日 2016年4月9日

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「力無き正義と圧倒的な暴力 278-12」ボーダーライン(2015) もやしさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0力無き正義と圧倒的な暴力 278-12

2018年3月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

正義感あふれる主人公は己の正義を貫こうとするも、圧倒的な権力と己の無力さ故、想像を絶する現実に対し何もぇきない。どういう事なのか説明を求めて喚き散らすのみ。任務に連れてこられた理由も、彼女が必要だった訳ではない。

法規的な正しさだけで何とかできるほど甘い環境じゃなかったのだ。力なき正義は無意味なのだ。目的を達成するには彼のような、何を犠牲にしても、どんなことをしてでもやり遂げるという漆黒の意思が必要だったのだ。

善悪のボーダーラインとは目的、環境、個人の意思によって左右されるもので、己の正義を貫きたければ力をつけねばならない、そんな映画でした。

(映像3 脚本4 演出5 音楽3 配役5 )×4=80

もやし