劇場公開日 2017年3月18日

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「将棋物、おもしろいやん。」3月のライオン 前編 fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5将棋物、おもしろいやん。

2018年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

将棋のルールはわからないし、原作漫画も読んでいません。
だけど、松山ケンイチさんの「聖の青春」がとてもよかったので。こちらも観てみました。

主人公・零は自分が対局に勝つことで、相手が何かを失うことを憂いてしまう。優しくて繊細な心の持ち主なんだな。
最初はなんだかもっさりしてて、ちょっとイラッと来たんですが。
「みんな俺のせいか!俺には将棋しかねえんだよ!」は、その心の空洞が見えた瞬間。

対局中は孤独でも、その背中を応援してくれている人がいることを。零もわかって来たんでしょう。それが成長。
高校の担任の「自分を叩きのめした相手は、最高の教科書なんだよ」っていうのがガッツポーズ。ここで零の動きが、生まれましたね。単位なんか気にするなー、ってね(笑)。

個人的には。え、蔵之介さまこんなに出番があったのか!。しまったー。むちゃくちゃ渋かった。もう山形出身にしか見えませんでした。こんな棋士、いそう。

豪華な配役に圧倒された前編でした。

ゆき@おうちの中の人