劇場公開日 2016年5月28日

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「“黒王子”という“オオカミ王子”。中高生向けのドキドキラブストーリー。」オオカミ少女と黒王子 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0“黒王子”という“オオカミ王子”。中高生向けのドキドキラブストーリー。

2016年6月8日
PCから投稿

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楽しい

幸せ

【賛否両論チェック】
賛:“ウソ”で自分を固めた2人が出逢い、見せかけの恋人関係を築いていくうち、次第に本当の恋人同士になっていくまでが、コミカルな中にも感動的に描かれていく。
否:登場人物のキャラクターには、好き嫌いがはっきり分かれそう。展開もやや物足りないか。

 片や、独りを恐れるあまり、ウソにウソを重ねて引っ込みがつかなくなり、彼氏のフリをしてもらおうと躍起になる少女。そして片や、自分の本当の気持ちを“ドS”というウソに隠し、異性を遠ざけてきた青年。孤独な2人がひょんなことから“主従関係”となり、王道のラブストーリーがコミカルに綴られていきます。
 そんなエリカが、すぐに恭也の心の奥に隠れた本心に気がつき、
「恭也君は優しい。」
と言葉にするのも、非常に印象的です。決してうわべだけではない、変わってはいても真の“愛”へと繋がっていくお話です。
 とはいえ、展開はかなりご都合主義的で、恭也の“ドS”キャラにも、好き嫌いはありそうです(笑)。基本的には中高生の方々向けの、胸キュンラブストーリーといえそうです。

映画コーディネーター・門倉カド